アジアならではの味覚「旨味」を取り入れてフレンチを進化させる、リチャード・エッケバスによる「アンバー」。香港フレンチ界を牽引してきたシェフが生み出す斬新な料理の数々を楽しもう。
「Hakoo Farm Miyazaki Wagyu Beef」1,548香港ドル。肉の持つ脂の甘味と、さっぱりとした赤玉ネギが合う。和牛は、リチャードが日本の生産者に直接会って選んだ。
アンバーのシェフ、リチャード・エッケバスといえば、香港のフレンチを引っ張ってきた第一人者。「欧州では、甘味、酸味、塩味、苦味と4つの味覚が基本ですが、アジアでは燕の巣やフカヒレといった食感や、旨味も大切にすることを学びました」と語る。生産地を訪れて選んだウニやエビを、細かく切ったみずみずしいカブと合わせるなど、深い旨味と食感を楽しませる料理は、もはやジャンルを超えたおいしさ。
前菜の「Langoustine」848香港ドル。ねっとりとしたエビとキャビア、赤ウニの下にはシャキシャキと歯触りのいいカブが潜む。
木の手すりと天井のデコレーションがクラシックな雰囲気。ミシュラン2ツ星をキープ中。
オランダ出身のリチャード。フランスで修業後、四大陸を周って香港へ。13年間、香港フレンチを牽引してきた。
INFORMATION
Amberアンバー
香港中環皇后大道中15號 置地文華東方酒店7樓
7F, The Landmark Mandarin Oriental Hong Kong, 15 Queen’s Road Central, Central
2132・0066
中環
12時〜14時30分L.O.、18時30分〜22時30分L.O. 無休 予約したほうがいい
AMEX、DINERS、JCB、MASTER、VISA
photos : AMANDA KHO, coordination : MIYAKO KAI
※掲載情報はFIGARO 2018年2月号より抜粋
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