Chefs Clubシェフズ・クラブ〈ノリータ〉

世界のトップシェフたちの料理が味わえる、ニューヨークならではの夢のようなレストランへ！

これまでに関わってきたシェフのイラストが飾られたメインダイニング。ここで供されるのはアラカルトのみ。ゲストシェフのフルコースは30人ほど入る個室で提供する。

世界中から定期的にトップシェフを招き、訪れるたびに異なるシェフの料理が味わえる、そんな夢のような店が誕生した。

きっかけはアスペンで行われている、料理人が競演する「フード＆ワイン・クラシック」祭り。そのスピンオフ版としてレストランの形態にした発足人、ディディエ・エレナはニューヨークでチャレンジする意義について「いろいろな人種がいるからこそやりがいがある。ここで成功したらどこでも成功する可能性が高いから」と語る。

最初は4人でスタートしたが、去年は約40人のシェフがゲストシェフとしてキッチンに立つなど、確実に広がりを見せている。広々とした店内ではディディエの料理のほか、これまでに参画したシェフたちの多彩なレシピが楽しめる。もちろんゲストシェフが滞在中であれば、シェフズテーブルでフルコース体験も可能（要予約）。フレンチから和食まで、世界の料理とあらゆる技法をひとつのテーブルで味わえる店はきっと唯一無二だろう。

ニューヨークは常に新しいものが生まれる街。もちろん食の世界においても。ここシェフズ・クラブは、そのことをまさに象徴するレストランと言えるだろう。

アラカルトメニューよりおすすめ の2品。上から、燻製パプリカがア クセントになったピリ辛のイカマ リネ「Calamari à la Plancha」19 ドル、トマトとマスタードがヒラメ のピュアな味を引き立てる「Fluke Crudo “Puttanesca”」23ドル。新 シェフの参画によりアラカルトメ ニューもマイナーチェンジする。

香港の新進気鋭のシェフ、 ジョーエット・ユーによるレシピ。食パンに食感を残したエビ とエンダイブをのせ、ソースとマ ヨネーズでお好み焼き風にした アラカルトメニュー「Prawn Toa st×Okonomiyaki」18ドル

市でランドマーク指定を受けた歴史あるザ・パック・ビルディングの1階がレストラン。

店に入ると目に飛び込んでくるのがこちらの看板。開催中もしくは今後のゲストシェフや開催期間がボードに掲示される。

ディディエいわく「ニューヨーカーは常にオープンマインドで、新体験も怖がらずに試してくれる」そう。