in PARISFRANCE
- EAT・CAFÉ
9時から17時まで朝食が食べられる! パリ11区でゆっくりカフェを楽しむならカフェ・イン・ブラックへ。
2024.04.12
Back in Blackバック・イン・ブラック<11区>
update:
バック・イン・ブラックの明るくモダンな店内。
その昔パリといったら、誰もが"カフェ"をイメージした。分厚い亜鉛のカウンターがあって、そこにセルフサービスのゆで卵が置かれていて......といったカフェだ。この昔ながらのカフェはいまも街中にたくさんあって健在ながら、なかなかおいしいカフェには出合えないのが現実だ。
味もよく、気軽に仲間たちと集まりやすい肩の力が抜けたブルックリンにあるようなカフェ。そんなカフェのパリいちばん乗りは、10年前にできた9区のKB Coffee Roasters(KBコーヒー・ロースターズ)だった。ここを始めたニコラ・ピエゲとそのチームは理想の味を求め、2015年からは自分たちで焙煎をしている。
彼らは最近2つ目のカフェBack in Black(バック・イン・ブラック)をバスティーユにオープンした。9区の店に比べ、こちらは200㎡もの広さ。インダストリアルな内装で、実に"パリ離れ"したカフェである。インテリアを任されたフランク・ミナエールは8mの長さのカウンター、オープンキッチン、オープンロースト......というように日頃は裏方の仕事が見えるように店内を構成した。
カフェの味わいや雰囲気を求めて、カフェ・イン・ブラックへ。ここは9時から17時まで、一日中朝食メニューが楽しめる場所でもある。スコーン、グラノーラなどの簡単な朝食もとれるし、もう少ししっかりとした食事も可能だ。シェフのミナは自らの旅の経験を元に、フュージョン料理をメニューに並べる。健全で新鮮な素材のみを用いているのは、もちろんだ。半端な時間にひとりでふらっと入って、おいしくお腹を満たせるって素敵では ? 11区を歩き回った脚を、ちょっと甘いもので休ませよう、という時にも重宝する店だ。ショップでコーヒー豆の買い物もできる。
昔ながらのカフェでサービスするのは、黒いジレとエプロンのボーイさん。いまの時代のカフェは、タトゥーが入った若者がサービス!! photography: @puxanphoto
バック・イン・ブラックはビーン・トゥ・カップ。フラット・ホワイトは4.5ユーロ。
カウンター席でバリスタたちの仕事ぶりを拝見!
バック・イン・ブラックはビーン・トゥ・カップだ。photography: @puxanphoto
ナンにスパイシーなミートボールと野菜をはさんだビーフ・ナン。
グリルド・チーズ・トースティ(12ユーロ)。味付けのケチャップまでホームメイド!
ベーコンと白インゲン添えの目玉焼きパンケーキ(12ユーロ)。トマトソースとメイプルシロップが味の決め手だ。
スイーツの中にはグルテンフリーもある。
最後にコーヒーのお買い物。 photography: @puxanphoto
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INFORMATION
Back in Blackバック・イン・ブラック<11区>
25, rue Amelot 75011
BRÉGUET SABIN
9時〜16時30分(月〜金)9時〜18時(土、日、祝日) 休)12月24〜26日
text: MARIKO OMURA
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