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新しいふたつのブティックで、ディオールの夢の世界に遊ぶ。2

2019.09.30

Dior Maisonディオール メゾン<8区>

update:2024/05/24

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ディオール メゾンへようこそ。© Adrian Dirand

ディオールでお買い物!といったら、クリスチャン ディオールのクチュールメゾン創業の地であるモンテーニュ通り30番地の本店へと足が向く。このブティック、大規模な改装工事が始まったところである。

改装中の本店のお隣、モンテーニュ通り28番地。建物1階の右側にベビー ディオールのブティックがある。7月29日、建物の左側に世界初のディオール メゾンのブティックがオープンした。入口の外に置かれたトワル ドゥ ジュイのガーデンチェアが、誘いかけてくる小さなブティックだ。

クリスチャン・ディオールがほかのクチュリエと異なったのは、メゾン創業と同時に、香水、さらにインテリアオブジェなど、彼の美意識が彩る暮らしを女性たちに提案したことだ。本店内にトワル ドゥ ジュイの壁紙が包むコリフィシェ(小間物屋)と名付けたスペースを設け、種々の小物を販売していた。回想録で彼はインテリアについて、こう語っている。「完璧に装飾された部屋より、感性の豊かさを感じる明るいインテリアを好みます。インテリアは住む人の特性やその時の気分によって時と共に変化していくのです」

現在ディオール メゾンのクリエイティブ ディレクターを務めるコーデリア・ドゥ・カステラーヌは彼のエスプリの継承者。彼が讃えたフランス的アール・ドゥ・ヴィーヴルとおもてなしの喜びを、この小さなブティック内で提案している。

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ブティック内、コンクリートとクリスチャン・ディオールが愛した18世紀建築を想起させるモールディングの組み合わせが過去と未来を結びつける。© Adrian Dirand

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店内の一部、壁には淡いブルーのトワル ドゥ ジュイの壁紙が用いられている。そこから抜け出したように動物や植物が白いオブジェとなって、遊びを添えるディスプレイだ。© Adrian Dirand

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昨年日本でも人気を呼んだトワル ドゥ ジュイの食器のコレクション。赤かブルーか......迷わせる魅力的な展示だ。© Adrian Dirand

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コレクション "ムッシュ ディオール"。 ©Audrey Corregan

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コレクション "カナージュ"。 ©Audrey Corregan

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コレクション "ミュゲ"。 ©Audrey Corregan

INFORMATION

Dior Maisonディオール メゾン<8区>

28, avenue Montaigne 75008

FRANKLIN D. ROOSEVELT

10時〜19時 無休

www.dior.com

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CREDIT

réalisation:MARIKO OMURA

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