Things to Do! 2020 カンクン、リガ、雲南――いつかの旅のヒント。【前編】
Travel 2020.04.09
世界に日常が戻ったら旅をしたい! そんな気持ちを胸に、日々の暮らしをがんばっている方も多いはず。旅を愛してやまない8人が選ぶ、もう一度訪れたい場所。それぞれの楽しみ方を覗いて、いつかの旅の予定を立ててみよう。
Cancún|México
カンクン[メキシコ]
本場のワカモレが食べたくて......思い立ったが吉日!
メキシコ料理にハマり、自宅でワカモレ(アボカドを使ったサルサの一種)を作ったことがきっかけでメキシコ旅行を決意。「本場の味を確かめるためにすぐ航空券を取りました」。タコスやブリトーもさまざまなタイプと出合ったが、日本にいたら食べられないような「エンサラーダ・デ・ノパリートス(サボテンのサラダ)」など現地メニューとも遭遇。カラフルなタラベラ焼やエスニックな店の雰囲気も「本場ならでは。“演出”されていない、メキシコの歴史を感じました」。カンクンといえば南米の有名リゾート地。「パートナーとふたりだけの時間をつくって、読書や散歩、夕焼けを眺めたりと、ゆっくり休んでエネルギーチャージできました」
美容好きで旅先のドラッグストアでのオーガニックコスメ探しが習慣。今年はミャンマーやスリランカなどが気になる旅先だとか。
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Rīga|Latvia
リガ[ラトビア]
夢の国に来たかのよう! どこを歩いても美しい街。
以前エストニアのタリンに滞在した際、「おとぎの国に迷い込んだかのような魅惑的な国柄」に惹かれ、次回は隣国ラトビアを旅先に決めた。「リガは、まるで日本にいるかのようにリラックスできる街です。旧市街にある聖ペテロ教会のゴシック建築を見たり、ヴィンテージ家具や古本に囲まれて、中世の趣を感じるカフェでゆっくり過ごしたり」。バルトの貴婦人と称されるリガで、そんな時間を過ごして、自分自身の栄養補給をしているそうだ。
旅先では蚤の市で骨董品の買い付けも。歴史を感じる老舗ホテルに泊まるのが好き。2020年はロシア行きを企画中。
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Yunnan|China
雲南[中国]
大地の恵みに感謝する郷土料理と出合いに。
雲南省でも、食文化がおもしろい南雲南によく訪れる。「花や木の実、草など、自然界の恵みを料理に生かして日常的に食べている土地なんです。食堂のようなレストランや、現地の家に招かれると、そういう食材が出てきます」。なにより、民族衣装が個性的。「畑仕事をする時も市場に行く時も、銀細工のアクセサリーをしたおばあちゃんたちが、当たり前のように民族衣装を着ていてかっこいい」。旅に出るのは、ほとんどが食への興味から。「新たな場所に身を置くことで必ず発見があるので、それを漠然と自分が作るお料理に反映します」。2020年は、中国の四川省に行ってみたいそうだ。
フィガロ本誌で「旅と料理。」 が連載中。現地でのエピソー ドを交えた日本人の口に合う 再現レシピが人気。
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Seou|korea
ソウル[韓国]
週末にふらっと遊びに行けるトレンド発信の街、ソウルへ。
「まずは梨泰院でのショッピングが楽しい。洋服の値段はピンキリですが、探し当てれば安くていい素材のものもあります」。ギャラリー巡りもお気に入りだという。「行きつけの大林(デリム)美術館ではココ・キャピタンやニック・ナイト、ソウル市立美術館ではデイヴィッド・ホックニーなどの展示が1,000円以下でお手頃に観れて、演出もユニーク」。撮影の参考になるディスプレイや内装をチェックすることも。「AWESOME NEEDSはハット専門店なのですが、ヴィンテージの鏡や什器などを使ったモダンな見せ方が上手なんです」
旅先で体感した陽の光からインスパイアされて撮影することも。昨年末には、ジョージアで撮影した写真の個展を開催。今年はベルリンやエストニア、アフリカを旅先の候補に。
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