Beauty Economics 100年美容とお金の関係。

Beauty 2024.02.16

人生100年時代、長生きすれば健康かつキレイを保つ"美容人生"も長くなる、ということ。そのための「美容資産」も必要になってくる。そこで、いまどれだけ美にお金をかけているのか? この先どんなキレイを目指すのか? 自分に本当に必要な美容が何か、をお金から考えます。

女性はとかく生きているだけでお金がかかる。コロナ禍でも肌や髪のケアは毎日するし、オンラインジムに参加、人に会わない間に美容医療......と経済活動は止まらなかった。美容と身体のメンテナンス費はかけようと思えば際限がない。NMNや幹細胞、ハイフなど話題の美容の前では、不況もどこ吹く風だ。

例えば......

Aさん 30代
韓国コスメなどセルフケアは安くシンプルだが、プロにも頼りたい。

エステもしくは美容医療 ¥15,000
ヘアサロン(カット&カラー) ¥10,000
まつ毛&眉サロン、ネイルなど ¥10,000
化粧品(スキンケア、メイク、ボディ&ヘアケア) ¥5,000

約¥40,000/月
Bさん 40代
子育てや仕事に忙しい時期。ケアはミニマムだが、体調ケアが重要に。

整体 ¥10,000
ジム ¥5,000
ヘアサロン(カット) ¥5,000
化粧品(スキンケア、メイク、ボディ&ヘアケア) ¥8,000
健康食品 ¥2,000

約¥30,000/月
Cさん 50代
デパコスを信頼しつつ美容医療も。毛染めはマストになり、フェムケアも必要に。

美容医療 ¥25,000
ジム ¥5,000
ヘアサロン(カット&カラー) ¥10,000
化粧品(スキンケア、メイク、ボディ&ヘアケア) ¥10,000
フェムケア ¥5,000
健康食品 ¥5,000

約¥60,000/月

30歳から65歳まで上記の生活を続けるとしたら、
美容支出は総額約1,920万円に。
もし100歳まで月約¥20,000の美容支出が続くとしたら、
プラス840万円が必要。

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だが、上記のようにあらためて"生涯美容費"を算出してみると、その高額さに驚く。いまは収入の余剰で美容を楽しんでいるかもしれないが、これが生涯続くとしたらどうだろう? 女性の場合50歳以降は収入が減る傾向がある。老後資金は積み立てている人も、未来の美容資金までは考えていないはず。かといって社会的な生活を続ける以上、他人に不快感を与えない美は維持したい。費用はもちろん自身のケアも含めて50代60代以降の「美容資産」を形成しておくことは、人生100年時代を生きる女性にとって必要な経済感覚なのかもしれない。

「健康は第一の富である」とはアメリカの哲学者エマーソンの言葉だが、予防こそ節約になるのは常識。予防後進国の日本では予防にはお金をかけず、いざ病気になるといい医者はいないかと探し回り、高額な医療費を払いがち。美容に置き換えると、毎日のスキンケアやUVカット、運動や睡眠が"予防"となり、ひいては"節約"になるということ。いまの無駄な美容出費を抑え、未来の美容資産を形成するアクションを。美容も貯金も、備えあれば憂いなし、だ。

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*「フィガロジャポン」2023年12月号より抜粋

text: Naho Sasaki

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