シミなし、シワなし、リスクなし! 綺麗に日焼けするために知っておくべきこと。
Beauty 2025.08.10
肌を痛めず、小麦色に肌になりたい? 常識と良心、そして頼りになる日焼け止めなしには難しい。
テラスや散歩で浴びる紫外線は過小評価されがちだ photography: Getty Images
夏の紫外線は侮れない。フランス人の皮膚がんの罹患件数は1990年から2023年の間に3倍に増加した。その85%以上は、日光の浴びすぎによるものだとされる。
2024年に実施された世論調査会社オピニオンウェイの調査によると、回答者の84%がビーチやプールでは日焼け止めクリームを塗っていると回答した。ところが、皮膚科医が推奨しているように、2時間おきに塗り直している人は、そのうちの31%にすぎなかった。
さらに、30%の親がいまだに子供たちを日焼け止めなしで駆け回らせている。加えて、気候変動でその脅威は高まっているにもかかわらず、テラスや散歩で日常的に浴びる紫外線は過小評価されている。
なぜここまで、日焼け止めに抵抗を感じているのだろうか? 59%の人が、日焼け止めが健康や海洋に与える影響を恐れていると答えた。
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環境に配慮したブランド
「化学系であれ鉱物系であれ、認可されている日焼け止めのフィルター成分は、すべて人体に安全です」と毒物学者のクラリス・バヴーは言う。
だとすると、あなたはどちらを選ぶ? 1年のうち3ヶ月、夕方洗い流すだけの日焼け止めを塗るか、もしくは、シミやシワ、さらにはメラノーマ(悪性黒色腫)を患うか?
残るは環境問題だ。確かに、日焼け止めの成分は海や川に流れ込む可能性がある。
いま、EUの新たな指針により、パッケージ上に環境への利益に関する表示や、持続可能な発展に関する絵文字やロゴを掲載することは規制されている。水生生態系の保護により積極的に取り組んでいるブランドを選ぶべきだ。
いずれにしても、すべてのブランドが実用的で感覚に訴える、あらゆる価格帯の製品で私たちを喜ばせようと競い合っている。スキンケア成分に、軽いテクスチャー、さまざまなサイズ展開、魅惑的な香り......。いまある本当の問題は、選択肢の多さだ。
日焼け止め以外では、衣服やサングラス、帽子、日陰が効果的で安全な手段として残されている。
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ビーチではウォータープルーフ
ウォータータイプ、ミルクタイプ、オイルタイプ......どのタイプでも、同じSPF値であれば、そして水中でも溶けにくいウォータープルーフタイプを選んで、たっぷり使い、こまめに塗り直せば、同じように肌を守ってくれる。
面倒な作業が楽しくなる日焼け止めを選ぼう。たとえば、ニュクスの「サン ゴールド オイル SPF50」、ヴィシーの「インビジブル・プロテクション・セリュレール・オイル 顔・体・髪用 SPF30」、ランカスターの「サン・ビューティー オー・ソレール・コール SPF50」、ビオテルムの「ソレール・プロテクション&ハイドレーション・ミルク 50+」はどうだろう。
From madameFIGARO.fr
text: Marion Louis (madame.lefigaro.fr) translation: Shion Nakagawa