マイリップ、マイストーリー。 MICHIRUが探し続ける、シャネルの永遠の赤。
Beauty 2017.10.31
おしゃれなあの人は、リップとどんな出合いをして、いまどうつけているの? それぞれの物語に、自分も一本の運命リップと出合いたくなるはず。フィガロビューティストのMICHIRUが、メイクの仕事をスタートした頃に初めて出合って以来探し続けるのは、シャネルの赤のリップ。
シャネル
ルージュ アリュール 99
MICHIRU(メイクアップアーティスト・ビューティディレクター)
この仕事を始めた80年代、雑誌の撮影で初めて出合ったシャネルの赤のリップを鮮烈に覚えている。つけるだけで日本人の肌色をぱっと明るく、きれいに見せてくれる青みの赤は、仕事のためだけでなく自分でも使いたくて2本買い、何度もリピートしていた。それがある時廃番になり、以来ずっと同じ色を探し続けている。その赤にいちばん近いのが、この99番。美しい発色と質感に、シャネルの赤へのこだわりを感じる。普段自分につける時は、直塗りしてティッシュオフを2~3回。さらに輪郭を指でぼかして、頑張らない赤の印象に。血色や華やかさが足されて、どんな時も自分を助けてくれる色だと思っている。
"口紅のシャネル"の中でも象徴的なリップの究極の赤。発色もリュクスなつけ心地も格別。¥4,104

MICHIRO
渡仏・渡米を経て、ファッション誌や広告、女優などのメイクを手がけ、化粧品開発などにも携わる。インナービューティを体現する、そのライフスタイルも注目の的。
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*『フィガロジャポン』2017年10月号より抜粋
photos : JOHN CHAN