バルト三国の夏休み vol.3 ~エストニア編~
この夏、長年思い描いていたバルト三国への旅を敢行し、リトアニア編、ラトビア編と、旅日記をお届けしてきましたが、いよいよ今回が旅の終着地、エストニアです。
ラトビアからバスに揺られてエストニアのリガへ到着し、ホテルへチェックインを済ませたら、旧市街へゴー。どうしても到着が昼をだいぶ過ぎた時間帯になるため、急いでお目当てのレストランへ。
子どもたちが元気に町を走る!
ロマンチックな外観のレストラン、Leibに到着。
店正面から入ると地下へ下りた部屋なのだけど、表通り沿いから見ると1階というつくり。
旧市街の端っこあたりに位置するレストランLeibは、表通りから扉をくぐり、庭へ回ったところに入口があります。夏はテラスの席もおすすめですが、いまの季節、テラスは閉鎖中でした。閉店間際に駆け込み、階段を下りた部屋にはお客さんは私たちだけで独り占め状態。急いでオーダーをします。
ズッキーニの冷製スープ。
サーモン。これが衝撃のおいしさ!
タリン初の食事は、これまでに食べたどの料理も飛び越えて、感動しきり! スープはもちろんなのですが、このサーモンは初めて食べた食感&味。メニューの名前にもなっているとおり、こだわりの56度という温度で調理しているからか、レアでトロッとした質感がなんともなめらかで、味付けもほどよいさっぱり感。友人とふたりして今回の旅のナンバーワンだね!と大興奮。
遅いランチを終えたらお次はカフェへ。観光客にも人気の老舗カフェKohvik Maiasmokkは、1864年創業。店内の装飾がレトロで建物を見ているだけでも幸せな気分になります。
女の子の人形が可愛い。
ショーケースに並べられる前のケーキたち。ウサギの姿も?
観覧車にカップが乗って回転。天井の装飾も美しく。
カフェでまったりしたら、町を散策です。城壁に囲われた旧市街はお散歩にちょうどいい広さ。どこかおとぎの国のような雰囲気に、心躍ります。
旧市街を走る列車風のバス。
ここで暮らす人かな?
ラトビアは三兄弟ですが、タリンは三姉妹。いまはホテルになっています。
翌朝は早起きし、旧市街から外側にあるレストランへ行くべく、電車に乗ることに。
お天気は快晴!気持ちいい!
出勤する人たちに交じって電車に乗ると、1駅もいかないうちに電車がストップ。どうやら前を走る電車が故障して線路に立ち往生、後続の電車が進めず、乗客はみんな電車を降りて歩いて行きます。私たちも降り、線路を歩くという貴重な体験を。
線路を歩く人たち。朝日がまぶしい。
無事にレストランへたどり着き朝食をとったら、路面電車で旧市街へ戻ります。今日はたっぷり町を散策。町並みが可愛いので、とにかく歩いているだけで夢見心地に。ラトビアで行けなかったので、アンティークショップをまわるのも重要な目的のひとつ。丘の上にも足を延ばしました。
丘の上には可愛い鳥さんが。
町中には鳥のオブジェ。
真っ青な空にも鳥の装飾。
壁の色が美しい、St.Nicholas’s Church。
窓もこんなに可愛いデザイン!
教会の中は荘厳ながら落ち着く雰囲気。
この3人の像がとても印象的でした。
タリンはお土産探しも楽しい町。チョコレート屋さん、教会横の雑貨やさん、アンティークショップ、リネンのお店などをまわりました。
職人たちの中庭と呼ばれる一角へ。チョコレート屋さん前のテラス。ほかのお店は写真を撮り忘れました・・・。
そしていよいよ旅の最終日。休館日続きだった美術館が今日から空くので、朝ごはんの後、急ぎそちらを目指します。今日はもう帰国の日。時間はお昼までしかありません。朝ごはんはホテル近くのレストランへ。途中マルシェにも寄ることができました。
レストランBoheem Kohvik Kalamajas。
ほうれん草のオムレツをオーダー。
マルシェには新鮮な食材がもりもりと。
マルシェには人懐こいワンちゃんもいました。
こじんまりとした自然史博物館の展示が本当に素晴らしかった。
こちらも自然史博物館。
エストニア工芸美術館にも無事に行けました。
テキスタイルも。
こちらはアーティストの作品。
壁に展示された作品たち。
工芸美術館にはなんとしても行きたかったので、無事に見ることができてホッ・・・。旧市街を模したらしい館内の建築もユニークでした。
アンティークショップでもお気に入りを見つけたし、お土産も買えたし、安心して帰路につけます。
帰り際に見つけた素敵な人。
ワンちゃんがお見送り。
タリンはほどよい広さで歩きやすく、買い物もしやすく、観光するにはとても便利な町。もう少しゆっくり歩きたかったですが、今回はこれでよしとします。
バルト三国を回ってみて感じたのは、どこも食事が本当においしいこと。日本人向けの味つけなので、東京にもレストランができないかな、と切に願います。
次回はリトアニアだけを、地方も含めじっくりゆっくり滞在したい。エストニアも、地方へ足を延ばしてエストニア国立博物館も訪れたい。ラトビアは、大好きなセラミックアーティストのライマさんの工房へも行ってみたい、と、バルト熱は冷める様子がありません。
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