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デトックスしながら潤い強化! 菜の花とホタテのポテサラレシピ。
2月は例年一番寒い時期ですが、すでに花粉の飛散も始まっているようですし、どんどん春が近づいてきている感じがしますね。昔は入学式に桜、でしたが(いつの昔だ?)今は卒業式に桜、ですものね。
さて、春を代表する食材である菜の花。菜の花愛強めの私は、出回り始めると「まだお値段高いなー」と泣きながら、他の食材を諦めてでも購入。出回っているこの季節の間は食べ続けます。ボストンにいた頃は、菜の花に似たものが年中手に入ったのですが、日本は本当に春だけですよね。残念に思いつつ、今や季節を感じられる食材は貴重、それはそれで良いのかなと思っています。
菜の花は血行を促進し、解毒作用があり、便秘にもよい優秀なデトックス食材。春は冬の間に溜め込んだ老廃物を身体も出していこうとする時期ですが、菜の花はスムーズにデトックスできるよう助けてくれます。また肺や消化器にも働きかけますが、注目したいのは肝に働きかけるところ。春は暖かくなるにつれて活動控えめだった内臓も冬眠から目覚めるかのようにのびのびと動き始める季節。とはいえ、三寒四温といわれるように寒暖差は必ずあって、のびのびーと思ったら急に寒くなって縮こまる状態を繰り返します。それは身体(自律神経)にとって大きなストレス。そんなストレスで傷めやすいのが、そもそものびのびーが好きな肝。自律神経に深くかかわる臓器です。
合わせたホタテも肝機能を強化、潤いも補給して、消化器も労わります。このふたつの組み合わせが好きでいろいろとアレンジするのですが、今回は菜の花をあえてくたくたに火入れしてポテサラにアレンジ。ジャガイモは消化器を労わり、気を補う食材。そろそろ新ジャガも出回り始めるので新ジャガでもよいですし、そうでないものでもOK。もともとくたくた菜の花が入っているので、水分量は多めの仕上がりです。潰す前に余分な水分を飛ばすのがコツ。ほんのり温かくでも冷たくしてもおいしいです。
そして実はこのブログ、今回が記念すべき100回目!
毎月読んでくださっている皆さまのおかげです。ありがとうございます! 今後ともどうぞご贔屓に。よろしくお願いいたします。
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くたくた菜の花とホタテのポテサラ
効能:デトックス/潤い/肝機能・消化器ケア
【材料】(2〜3人分)
菜の花 80g
ジャガイモ(男爵系) 小1個
ホタテ(刺身用) 5個
ニンニク みじん切り 小さじ1/2
エクストラバージンオリーブオイル 大さじ2
A
水 100ml
塩 1つまみ
コショウ 多めに
ナンプラー 小さじ1弱
バゲット 適宜
【作り方】
1. 菜の花は1cm幅に切る(茎が太ければ縦半分に切ってから)。ジャガイモは1.5cm角に切る。ホタテは1/4に切る。
2. 小さめのフライパンか鍋にニンニクとオリーブオイルを入れて中火にかけ、香りが立ってきたら菜の花を加えて炒め、しんなりしてきたらジャガイモとAを加える。ふたをして10分蒸し煮する。
3. 2のジャガイモが潰せるくらいやわらかくなったら(まだ水分が残っているようなら飛ばして)マッシャーかフォークなどでジャガイモを粗くマッシュする。(途中水分がなくなりそうなら適宜足す)
4. 3にナンプラーとホタテを加えて混ぜる。器に盛り、軽くトーストしたバゲットを添える。
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