心と身体を元気にする、薬膳レシピ

ストレスや食べ過ぎの胃腸をケアしてくれる鶏肉レシピ。

私のSTAY HOMEな生活もようやく1ヶ月が過ぎました。

アメリカでは外出禁止令発令時にはお菓子やパンを手作りしようと考えた人が多く、スーパーから小麦粉が消えました。日本でも外出自粛となって普段よりお料理やお菓子作りをがんばってされる方が多くなったなぁとSNSを見ていて思うのですが……私はいろんな意味でがんばりすぎないことがやり過ごすコツだと実感しています。(1ヶ月も経つとそんな気分。笑)

在宅でお仕事していても、今までごく普通に費やしていた友人と会う時間やお買い物の時間、そしてそんなおでかけに伴う往復の移動時間までもがまるまる余るわけなので、本当に時間を持て余してしまいますよね。けれどもいまは家にいることが十分社会に役立つこと、正しく時間を使っているのだと思うようにしてスローな生活を送っています。無理に楽しもうなどとも思わず、淡々と。

とはいえ、いつもと違う生活でストレスも溜まる一方かもしれません。前回はストレス対策のボリュームサラダをお伝えしましたが、今回はストレスで胃腸の不調を感じる方向けのレシピです。たいして動いていないのに食べ過ぎてしまったことが原因で不調、という方にもおすすめです。

胃腸ケアする食材が鶏肉、スナップエンドウ、バジル。
今は気力も大切、ということで鶏肉、スナップエンドウ、シイタケが胃にやさしく気を補います。
気を補うものを摂るときは、それとセットで補った気を巡らせるものも摂っていただきたいのですが、それを担うのがバジル。ストレスで滞った気も巡らせるので一石二鳥です。
バジルは火入れしすぎると色も悪くなりますし、どんどん小さくなってしまうので、最後にさっと混ぜ合わせる程度で大丈夫です。かなりたっぷりと使うので、買ったバジルが余りそうなときはこのレシピで大量消費するのも手です。
運動不足だと思うので、鶏肉にはローカロリーな胸肉を使いました。

甘くておいしいスナップエンドウはちょうど今が旬、むくみにも良い食材なのでこのレシピに限らず、いろいろと使い回してみてください。

鶏胸肉とスナップエンドウのバジル炒め

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【材料】(2人分

鶏胸肉(皮なし) 150g
スナップエンドウ 80g
シイタケ 3枚
バジル(葉のみ) (軽く押し込んで)1cup
きび砂糖 小さじ1/2
ニンニク(みじん切り) 小さじ1/2
A
塩 1つまみ
コショウ 少々
ナンプラー 大さじ1/2

太白ごま油 大さじ1

【作り方】

  1.  鶏肉は薄くそぎ切りし、ボウルに入れてきび砂糖をまぶす。スナップエンドウは分量外の塩を加えた湯でさっと下茹でし、大きなものは半分に切る。シイタケは薄切りする。
  2. フライパンに太白ごま油とニンニクを入れて中火で熱し、香りが立ってきたら鶏肉をできるだけ重ならないように入れる。
  3. 2.の鶏肉を裏返したらスナップエンドウとシイタケも加えて炒め、Aを加え、仕上げにバジルを加えてさっと炒め合わせる。

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ちづかみゆき

料理家・国際中医薬膳師。身体を壊したことがきっかけで薬膳を学び資格を取得。上海、ボストンで活動後、東京に拠点を移す。旬食材の効能を活かした心と身体に寄り添うレシピを提案。料理教室meixue(メイシュエ)主宰。雑誌、企業へのレシピ提供、コラム執筆などを行う。近著に「暮らしの図鑑 薬膳」「巣ごもりごはん便利帳」など。
http://meixue.jp
Instagram: @miyukichizuka

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