
早めに対策!胃腸を整えるサヤ豆とエビのパスタサラダ。
ボストンも桜の季節になりました。日本はすっかり暖かくなったとはいえ、まだ一日の中での寒暖差があるようですね。この寒暖差が身体への大きなストレスとなり、さまざまな不調の原因となります。前回お届けしたレシピを参考に春の不調対策を続けてください。
さて今回は、旬のサヤ豆をメインに胃腸をケアするレシピ「スナップエンドウとエビのホットパスタサラダ」をご紹介します。スナップエンドウのかわりに絹サヤでもおいしいですし、少しテイストは違ってきますが、ソラ豆やサヤインゲンでもおいしく作っていただけると思います。
中医学では、冷え性など冬の不調の対策は夏から始めると良いと言われるように、早めに対策を始めておく考え方があります。そこでご紹介するのが、梅雨に入ると湿度でダメージを受けやすい胃腸を今のうちから整えるレシピ。胃腸は水分代謝を担うため、湿度が低くても弱っているとむくみが出る場合があります。ちょうどこれから旬を迎えるサヤ豆は元気を補い、胃腸が正常に働くようケアし、さらに余分な水分を排出して水はけをよくする食材。利尿作用のある食材はキュウリ、ナス、モヤシなどのように身体を冷やすものが多いなか、サヤ豆やトウモロコシなどは身体を冷やさないという点もおすすめしたいポイントです。
個人的にもサヤ豆は大好きなので日々いろいろな食べ方をしています。そんな中で最近気に入っているのが、細切りにしてほぼ生に近い状態でシャキシャキ感を楽しむ調理法。筋をとったついでにそのまま、まな板に並べてざくざく刻んでいけば、たいした量ではないのでそれほど面倒ではないはず。写真のように、細切りと言ってもそこまで細くないのでご心配なく。
エビは身体を温め、元気を補って食欲増進にもよい食材。スナップエンドウとの味の相性も考えて合わせました。パスタはショートパスタならペンネでもマカロニでもお好きなものを。レモンやヨーグルトの酸味を活かしてさわやかに仕上げました。レモンの皮はなくてもおいしく食べられますが、あると気を巡らせるので、春の不調ケアとしてもぜひ入れていただきたいところです。生に近いスナップエンドウの少し青っぽい香りも楽しめるレシピ、ぜひ作ってみてください。
スナップエンドウとエビのホットパスタサラダ
【材料】2人分
スナップエンドウ 100g
エビ(ブラックタイガー、バナメイエビなど) 6~8尾
ショートパスタ(お好みのものでOK) 50g
白ワイン(酒でもOK) 大さじ1
塩 適量
エクストラバージンオリーブオイル 大さじ1
A
プレーンヨーグルト 大さじ2
パルミジャーノ(粉チーズでもOK) 大さじ2
マヨネーズ 大さじ1
レモン汁 大さじ1
レモンの皮 1/2個分
おろしニンニク 少々
塩 1つまみ
黒コショウ 小さじ1/4
粗挽き黒コショウ 適宜
【作り方】
- パスタをゆでる湯を沸かす(エビやスナップエンドウも加えるので多めに)。スナップエンドウは筋をとり、それぞれが縦3等分くらいになるよう細切りにする。エビは背開きして背ワタをとり、半分に切って白ワインをふり、まぶす。レモンの皮の一部をトッピング用に残し、大きめのボウルにAを入れてよく混ぜ合わせる。
- 沸かした湯に塩を加え、パスタをゆで始める。残り2分になったらエビとオリーブオイルを加え、パスタがゆで上がる直前にスナップエンドウを加えて混ぜ、一呼吸おいて全体をざるにあげる。
- 2.の水分をしっかりときり、Aのボウルに加えて和え、うつわに盛る。残しておいたレモンの皮をのせ、粗挽き黒コショウをふる。
- レモン汁は1/2個分より少ないくらいの量
- 絹サヤでもOK、生っぽいくらいで青臭さを楽しんで!
- おろしニンニクはごく少量でOK
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