
夏バテ予防と潤いをプラス! 豚しゃぶとマンゴーのアジアンサラダ。
毎年毎年「異常気象だー」と騒がれていますが、今年の梅雨もかなり変な感じ。とにかく早い時期から高温。秋までは基本的に高温でしょうし、日本の夏は湿度も伴います。今月はそんな梅雨から夏本番まで使える暑さ&湿度対策レシピをお届けしたいと思います。
前回に引き続き、アジアンなテイストです。個人的に蒸し暑い時期にはアジアンなものを食べたくなるので、どうぞお付き合いください。
ご紹介するのは豚しゃぶとマンゴー、パクチーを合わせたサラダ。豚肉は気血や潤いを補い、夏バテ予防にぴったりの食材。マンゴーは渇きをいやし、食欲不振な時にもよい食材です。利尿作用があるので、体内の余分な水分も排出してくれますよ。パクチーは風邪のひきはじめに使う生姜やネギのように、パッと発散させて汗をかかせ邪気を追い出す働きがあるので、夏風邪の初期症状にもよいですし、利尿作用もあるため、いずれにしても余分な水分排出に役立つ食材です。ぐずついた日には、気を巡らせて鬱々とした気分を晴らす働きもありますし、消化を促す働きも。
合わせるアジアンなドレッシングには青唐辛子を多めに使い、さわやかに仕上げました。おろしニンニクはお好みですが、本当にごく少量でいい感じです。ちょうど先週の拙宅での料理教室にマンゴーを使ったので、こちらのブログでも夏らしくマンゴーを使ったレシピにしたいなと思って考案しました。今年はフィリピンマンゴーをあまり見かけないのでレッスンではタイ産を使ったのですが、もしフィリピンマンゴーを見かけたら(大小ありますが)、大きめのもの1個でちょうどこのレシピの分量くらいです。もちろん冷凍マンゴーでもOKです。その場合はしっかりと解凍し、水分をペーパーでおさえてから使ってください。パクチー好きにはたまらないサラダですが、苦手な方はレタスや赤タマネギに替えてもおいしいです。
さて、長〜い高温の季節が始まってしまいました。熱中症予防にもちろん水分摂取は必要ですが、くれぐれも冷たいものばかり飲み過ぎないように。湿度が高い梅雨時に消化器(脾)を傷めやすいこと、傷めてしまうと気血を作り出せなくなってしまう(胃バテ→夏バテを避けられなくなる)ことをくれぐれもお忘れなく。
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豚しゃぶとマンゴー、パクチーのアジアンサラダ
【材料】(2人分)
豚肉(しゃぶしゃぶ用) 150g
酒 適量(水1Lに対し大さじ2程度)
マンゴー(冷凍でもOK) 150g
パクチー 1~2株(20g~お好みで)
青唐辛子 1本
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米酢 大さじ1
ナンプラー 大さじ1/2
きび砂糖 小さじ1/2
おろしニンニク 少々
【作り方】
1. マンゴーは皮をむいて乱切りする。パクチーは葉を摘み、茎はみじん切りする。青唐辛子は斜めに薄切りする。豚肉を茹でる湯を沸かす。
2. ボウルにAを入れて混ぜ合わせ、パクチーの茎と青唐辛子を加えてなじませる。
3. 沸かした湯の鍋に酒を加え、弱火に落として豚肉を入れ、火を通す。ペーパーにとって水分をきる。
4. 2にマンゴーと3の豚肉を加えて和え、パクチーの葉も加えてさっと和える。
【ポイント】
・冷凍マンゴーを使う場合はしっかりと解凍し、ペーパーで水分をおさえてから和える
・ニンニクは小指の先くらい
・食べるまでに時間を置く場合、パクチーの葉は食べる直前に
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