
ベランダ飲み好きのためのワイングラス。
これは永木卓さん(右)&デンマークのホルムガード(左)のワイングラス。
永木さんのものは個展でいただき、ホルムガードは夫がヴィンテージ品に出会い持ち帰ったと記憶する。円筒形のワイングラスはデザインも値段もカジュアルだから、買う時にはたくさんにせず、あえて2個ずつ。雰囲気の違うものを楽しみながら買い足す。ベランダ飲みの定番として、蒸し暑くなる前のこの時期に特に活躍するグラスだ。
外で使うのに適した理由を改めて考えてみたら、4つもあった。
1.10センチ程度と背が低いので、酔っ払ってうっかり手をひっかけても倒れにくい。
2.コップ感覚でしっかり手にフィットするので、ステムを持たずとも持ちあげやすい。
3.口径が広いので注ぎやすい。
4.薄手が好きなら永木さん、しっかりしたものがよければホルムガードと好みで使い分け可能。
これだけ理由が揃えば「屋外でガラスは心配」という来客がいても「ガラスのほうが絶対美味しいんだから、気にしないで」と説得できるでしょう。
どちらもスタッキングができて収納を節約できるし、長男が朝スムージーを作る時によく使っているので、それこそ気軽なコップ感覚なのだと思う。ノンアルコールにも合う形は、家族みんながふと使いたいと思うらしい。夕方も、夜も、昼も、おもてなしも、朝ごはんも......、そのうつわを前にさまざまなオケージョンが浮かび、勝手に用途が広がっていくっていい。
[ある日のうつわ]
ベランダ飲みにて。ワインをいれるとさらにどっしり見えて、グラスが倒れるなんて思いもしないはず。
長男のベリースムージーを「写真撮らせて〜」と言ったらレモンを飾ってくれたので、受け皿(中田雄一作・こちらを参照)も添えてみる。
ばあばが送ってくれた自家製スグリジュースは、ちょっと酸っぱいけど、こうして入れるなぜか心地よく飲み干せたりする。
アウトドアに連れ出したくて、厚手の布に包んでみたら素敵で、うれしくて仕方がない。となりの鉢も永木さん(こちらを参照)。
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作り手:永木卓 @ritoglass、デンマークメーカー「ホルムガード」のヴィンテージ
購入した年:2022年
購入場所:千鳥 UTSUWA GALLERY @utsuwa.chidori、ヴィンテージショップ
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