ロイヤルファミリー特集 いまも昔も変わらずキュート、英国王室の子どもたち。
Culture 2019.03.25
英国王室の新ヒーロー&ヒロインといえば、ジョージ王子とシャーロット王女。ウィリアム王子とハリー王子の幼い頃とどう違う?
SCHOOL LIFE
パパは男子校、ぼくは共学校。
4歳から初等教育が始まる英国では、エリート養成システムが就学前の準備校にあたる私立校プレ・プレップ・スクールからスタートする。王族は幼少期、宮殿内で家庭教師のもとで学ぶのが一般的だが、ウィリアム王子とハリー王子はダイアナ妃の強い希望で名門男子校ウェザビー・スクールに通った。いっぽうでジョージ王子はリベラルな校風で知られる共学校トーマス・バタシー・スクールに通学中。
1989年9月、当時4歳のハリー王子の初登校の朝。ダイアナ妃自ら息子たちを連日のように送迎した。photo:©PA Photos/amanaimages
4~13歳までの幼小一貫校のバタシー校に、父親に付き添われて初登校を果たしたジョージ王子。photo:©PA Photos/amanaimages
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PAGEBOY & FLOWER GIRL
結婚式はぼくたちの出番!
ロイヤルウェディングで影の主役といえるほど注目を集めるのが、小さな王族たちのお仕事だ。キリスト教の挙式において、聖書を祭壇まで運ぶページボーイと、バージンロードを清めるために花びらをまいて花嫁を先導するフラワーガールが、親族から数名選ばれる。ジョージ王子とシャーロット王女もこれまで数々の結婚式でそれらの役目を担ってきたが、その愛らしい服装と仕草に世界中が悶絶!
ウィリアム王子も、叔父アンドリュー王子の結婚式でページボーイを経験。挙式中に大あくびも。photo:©Newscom/AFLO
昨年10月、ユージェニー王女の結婚式で。何度も務めた任務だから、すでに手慣れた王子と王女。photo:©Alpha Press/amanaimages
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PRIVATE TIME
ママと過ごす、笑顔のプレイタイム。
ダイアナ妃は一般家庭のように息子たちを気軽にあちこち連れ出した。遊園地にお忍びで訪れるし、お腹が空いたらマクドナルドへ。「“普通の感覚”を身に付けさせてくれた」と、ハリー王子は後に感謝の言葉を口にしている。現在育児中のキャサリン妃は、子どもたちと外で一緒に遊ぶといったシンプルな家族の時間を大切にしていると発言。自然体で遊ぶ王子たちのやんちゃな姿が度々目撃されている。
休暇の際は、オーストリアに母子でスキーに繰り出した。母妃と同様に、王子たちもスポーツ万能に成長した。photo:©Alpha Press/amanaimages
ポロのチャリティマッチ観戦中にリラックス。王女はドレスで“でんぐり返し”のおてんば発揮!photo:©Sipa Press/amanaimages
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MATCHING OUTFITS
チームワークのよさは服装から!?
いつの時代もロイヤルキッズがファッションリーダーなのは変わらずで、きょうだいでコーディネートも完璧。良家の子そのものの装いは、人前に出た瞬間から問い合わせが殺到するという。ちなみに王子たちが揃ってショートパンツをはいているのは、短パンがほかならぬ上流階級出身の男児の証だから。6~8歳にもなるとロング丈に移行することから、ジョージ王子の短パン姿もそろそろ見納めかも。
ダイアナ妃は息子たちの幼少期に、まったく同じ服を着せることも。一見強烈な組み合わせでも革靴を合わせ品をキープ。photo:©Alpha Press/amanaimages
ウィリアム王子一家は家族全員によるカラーコーディネートが巧み。この時はアクセントカラーを青で統一して爽やかに。photo:©Polaris/amanaimages
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※『フィガロジャポン』3月号より抜粋
réalisation:ERI ARIMOTO