理想像から解放されたおばあちゃんの、波瀾万丈な物語。

Culture

お仕着せの理想を捨て、わがままに生きる。

『マジカルグランマ』

柚木麻子著 朝日新聞出版刊 ¥1,620

奥さん、お母さん、おばあちゃんになっても女性が求められる役割を演じてしまいがちなのは、その方が生きやすいと思い込んでいるせいかもしれない。75歳を目前に女優として再デビューした正子は、CMで理想のおばあちゃんを演じて人気者になるが、夫が急逝して仮面夫婦だったことがバレ、大炎上。しかし彼女の人生はそこからが本番だった。お仕着せの理想を生きるのをやめて、したたかに生きていい。殻を破れと挑発する老境エンターテインメント小説。

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*「フィガロジャポン」2019年7月号より抜粋

réalisation : HARUMI TAKI

この記事の元URL: https://madamefigaro.jp/culture/190717-livre-03.html