キャサリン妃とメーガン妃、タイツに関して意見が対立。
Culture 2020.06.13
「メグジット(Megxit)」よりもずっと前、2018年5月に行われたサセックス公爵夫妻の結婚式目前に、キャサリン妃とメーガン妃の議論が勃発した。イギリスのファッション誌「タトラー(Tatler)」7〜8月号は、この衝突の理由がブライズメイドであるシャーロット王女の衣装、特にタイツについてだったということを明らかにした。
キャサリン妃とメーガン妃は、シャーロット王女のタイツについて議論していたようだ。(2019年7月13日、ウィンブルドン photo : Abaca)
ハリー王子とメーガン妃の結婚式の数週間前、18年5月19日にキャサリン妃とメーガン妃はシャーロット王女のフィッティングに出席した。シャーロット王女は結婚式でブライズメイドを務めることになっていた。18年11月、イギリスの「デイリー・テレグラフ」紙は匿名コラムで、シャーロット王女の衣装を巡って花嫁とキャサリン妃の間に何らかの論争が起こったことを明らかにした。キャサリン妃はルイ王子を出産したばかりで、とても感情的になり、涙を流していたようだ。
「タトラー(Tatler)」誌の7〜8月号にこの喧嘩の詳細が掲載される、と5月26日号の「デイリー・テレグラフ」が報じた。その衝突は、シャーロット王女のタイツによって引き起こされた。
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キャサリン妃は慣習に則った
キャサリン妃の数人の友人によると、事件はメーガン妃とハリー王子の結婚式リハーサル中に発生し、ふたりの側近は「暑さの観点から、ブライズメイドがタイツを履くべきかどうかについて議論があったようです」と語った。「慣習に従ってきたキャサリン妃は、タイツを履くべきだと考えました。しかし、メーガン妃はそれを望まなかったのです」。しかしながら、エリザベス女王とキャサリン妃はタイツを頻繁に着用するものの、着用を義務付ける法令は存在しない、と18年8月、雑誌「ハーパーズ・バザー」のコラムで英国王室の専門家であるマレーネ・コーニング氏は明らかにした。
11年のキャサリン妃の結婚式でのブライズメイドとは異なり、メーガン妃とハリー王子の式典中、ブライズメイドたちはタイツを着用しなかった。メーガン妃は自分の意見を通したようだ。この件に関しては5月25日にケンジントン宮殿の報道官がすぐに否定し、「この話は、発行前にケンジントン宮殿に確認を取っておらず、一連の陳述には不正確で虚偽の情報が含まれている」と公式声明で述べた。
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キャサリン妃は「疲れ果てている」
「タトラー」のこの号では、キャサリン妃の友人が「キャサリン妃が王室における自分の役割に疲れ果て、追い込まれていると感じているようです」と述べている。1月8日に発表され、3月31日から実行されたサセックス公爵夫妻の王室離脱によって、ウィリアム王子とキャサリン妃が以前よりも頻繁に公の場に登場せざるを得なくなったようだ。「メーガン妃とハリー王子はとても利己的でした。ウィリアム王子とキャサリン妃は、子どもたちの親でありたいと思っています。(中略)しかし現在、彼らの王室における役割は非常に大きく、子どもたちを学校に連れていく時間はまったくありません」とあるケンブリッジ公爵一家に近い関係者は言う。
ケンブリッジ公爵一家は、子どもたちのホームスクーリングに加えて、4月にはランカシャー州バーンリーにある「カスタートン・プライマリー・アカデミー(Casterton Primary Academy)」に通う子どもや教師達とのビデオ電話を通じたオンライン公務を行うなど、ロックダウン中にビデオ会議を倍増させた。別の匿名の目撃者は、「キャサリン妃は仕事の役割に負担が増えて腹を立てています。キャサリン妃はTPOに応じた着こなしで登場し、笑顔を見せているものの、それは彼女の本意ではありません」と付け加えた。
いっぽう、メーガン妃とハリー王子はロサンゼルスに引っ越し、新しい生活を開始した後、ビデオ電話による会議への参加や慈善団体への食事の配給などを行なっている。また、メーガン妃とハリー王子は新たにチャリティ団体、アーチウェル(Archewell)を創設した。
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texte : Chloé Friedmann (madame.lefigaro.fr), traduction : Hanae Yamaguchi