「DVはずっと前からあった」アンジェリーナ・ジョリー、ブラッド・ピットとの裁判で新証言。

Culture 2024.04.08

夫婦の離婚を巡って、女優アンジェリーナ・ジョリー(48歳)の弁護士が明らかにしたところによると、2016年に起きた機内での対立よりも前から、俳優ブラッド・ピットはアンジェリーナ・ジョリーに対して暴力をふるっていた可能性があることが明らかになった。

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自身のブランド、アトリエ・ジョリーの店内にて子どもたちと。(2023年12月28日) photography;aflo

2016年9月14日、大西洋上空のプライベートジェット機内で、ハリウッドを代表するカップルの衝突が起きた。この出来事がブランジェリーナの終わりを告げた。それから約8年後、アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットは、プロヴァンス地方のワイナリー、シャトー・ド・ミラヴァルを巡って容赦のない法廷闘争を繰り広げている。ちなみに、2021年9月21日、ブラッドの弁護団は、アンジェリーナが元夫に知らせずに自分の株式を売ろうとしたとしてルクセンブルクの裁判所に訴訟を起こした。それ以来、両者の間で告訴や名誉毀損の言い争いが増えている。最新の話題はというと? 「ブラッドのアンジェリーナに対するDVの話は、2016年9月の家族での飛行機旅行のずっと前から始まっていました。その旅行で、彼は初めて子どもたちにもDVを振るうようになったのです。その後、アンジェリーナはすぐに彼のもとを去りました」と、アンジェリーナの弁護士ポール・マーフィーは、米メディア「ピープル」が報じている。

4月4日、アンジェリーナ・ジョリーの弁護団は、ブラッド・ピットがより広範な守秘義務契約に同意しない限り、アンジェリーナに株式を売却させなかったことを証明する証拠書類の公開を求める新たな申し立てを行った。ブラッドの弁護士側は、その合意は企業を保護するためのものだと主張している。一方、対立するアンジェリーナ側は、口封じとブラッドのDVに関する噂をかき消すことを目的としているという。ポール・マーフィーによれば、「ブラッド・ピットは彼女の株式を買い取らず、のちに彼女を訴えましたが、この契約がなぜ彼にとって重要で何を隠そうとしていたのか、その理由が明らかになりました。妻と家族に対するDVを隠そうとしていたからです」と述べている。

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ビジネスを保護する

アンジェリーナ・ジョリーの弁護団によると、ブラッド・ピットが懸念しているのは、ブラッドが家族に加えたとされるDVを示す「電子メール、家族から予想される証言、その他の証拠を含む封印されたファイル」だという。一方で、別の情報源は「ピープル」に対して、「アンジェリーナは、これらの事実を話したくないのに話しているのは、ブラッドの訴訟から自分自身を守ることを余儀なくさせられているからに他ならない。裁判になれば、彼女は好むと好まざるとにかかわらず、この証拠を使わざるを得なくなるでしょう」と述べている。

ブラッド・ピットの弁護団によれば、2023年6月に、アンジェリーナ・ジョリーが自らより"広範な非難禁止条項"を提案したと主張したという。一方で、ブラッドの弁護団は"ビジネスを保護するために考案されたより狭い条項"を提出したと主張した。「その条項には、アンジェリーナ・ジョリーの離婚や親権訴訟に関する発言を制限することはないとも書かれていました。いかなる法的手続きにおいても、主張したり、書類を提出したり、証言したりする当事者の能力を制限するものではありません」と俳優ブラッド・ピットの弁護士は詳述している。

text: La rédaction (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi

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