星ひとみの天星術が告げる、2024年下半期の開運法。キーワードは「二択」!?
Culture 2024.07.25
2024年下半期は、星ひとみいわく、"二択"の流れが訪れる時。運命は変えることができると考える天星術で、良い選択をするための考え方を伝授。天星ごとに2024年下半期の運勢と開運術もアドバイス!
巫女の血筋を持つ家系に生まれた星ひとみが、東洋占星術、統計学、心理学、人間科学など、さまざまな要素から20年以上の歳月をかけて編み出した独自の天星術。生年月日から導き出された数字から、月、地球、太陽の3つの天星グループと、さらに派生する4つずつの天星タイプに分類して基本性格や運勢を鑑定し、天星ごとの宿命や開運アドバイスまで伝授する。
まず、天星術では、2024年をどのような年と見ているのだろうか?
「辰年の今年は、大地に溜まっていたエネルギーが地上に出てくる年。土の中に埋まっていた龍が高く昇っていく、そんなイメージなんですね。みんなの向上心が高くなるけれど、理想やプライドも高くなる。軸が本物であるほど、高く上昇することができます」
特に下半期は、気持ちを奮い立たせてくれるような高い理想を基に、最後までやり切ることが大事。そして、下半期に向けて意識したいのが、6月30日の「大祓の日」。汚れや禊を浄化して次のステージへと進むことができる、天星術における重要な節目である。
「『夏越の祓』である6月30日までに、家の中や身の回りのものを整理整頓し、風通しの良い状態にしましょう。心身の穢れや災厄、諸々の罪、過ちなど、身についた上半期の穢れを祓って。頭から爪先まで丁寧に身体を洗い、塩で入浴すると運気がアップします」
星ひとみいわく、下半期のテーマは「二択」。すべての人にふたつの選択肢が与えられ、どちらかを選ぶことが必要になるという。
「これから先の時代、二択の流れ、ふたつの星が入っています。ふたつの選択肢から、自分でジャッジする必要がある。私の天星術では、運命は変えることができて、良いものはさらに良くなるように、悪いものは回避できると考えています。いまは個の時代なので、他者と自分を比べず、まずは後悔のない生き方をしてほしい。自分自身が良いと思えることを選び取ってほしいですね」
次のステージに向かう時に怖いと感じるか、楽しいと感じるか? 歳を取るほどに、何かを選び取ることは怖くなってしまうもの。いまがいちばん若い時だということを意識して、幼い頃のワクワクする気持ちを思い出して選択すれば、良い方向に導かれる。
「恋愛も仕事もすべての状況において、過去の事柄に囚われてしまうことをやめましょう。『囚』という漢字は、四角い箱に入って動けない人の状態。一度その殻を破らないと、風通しは良くなりません。本当に幸せになりたい・変わりたいという気持ちがあるなら、過ぎ去った過去のことよりも、いまだ見ぬ世界や未来に目を向けて。未来に視点を変えることが上昇のキーワードです」
感覚が鋭い人は、すでに何かしら未来への変化の兆しを感じ取っているはず、という。
「服や食べ物など、自分の好きなものが変化したことを感じている可能性があります。たとえば、これまでピンクがずっと好きだったのに最近オレンジが気になっているなとか、そんな些細なこと。全然タイプじゃなかった人を好きになったりする現象が起きることも。変化することを恐れず、感じたものを受け入れて。そうすれば選択の機会が訪れた時、ネガティブにならず、楽しめるでしょう」
時代の波の変化に乗れているのかわからない、何をしていいかわからないという人は?
「自分を分析するツールが流行っているけれど、これらもより良く生きるための方法のひとつ。自己分析してみたくなったり、何か少しでも変化があるなら大丈夫。自分が気付いてないだけで、実は運気の波に乗れている・きっかけやチャンスを掴んでいる可能性は十分にあります。アドバイスするなら、何をやっていいかわからない人は、まず呼吸を整えてみること。立ち方や歩き方から変えて、凛とした空気を纏うことを意識してみて」
また下半期は、すべての人に金運アップのチャンスが訪れる。8月頃までに財布を新調することも開運アクション。11月頃は言葉がひとり歩きして心が迷いがちなので、自分が見たものを信じ、大事なモノやコトを貫こう。
「新しい発見があればあるほど、時代の流れに乗ってチャンスが到来します。25年、26年に向けてごまかしが利かない時代になるので、ひとつでもいいから好きだと思えることを深めて、『本物を極める』動きを心得て」
これからの時代、ぶれない信念や自分の軸を持つことが求められる。しかし、こうでないといけない・頑張らないといけないという気持ちで上を目指すのではなく、もう少し肩の力を抜いてほしいと、星ひとみは話す。風通しの良い状態に整えて、時代の流れを受け止めたら、ふわりと上昇運気に身を任せて、次の時代へと向かっていきたい。
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天星の見つけ方
step1. 運命数を見つける
下の表から、自分の生まれ年と生まれ月が交わる欄を探して、運命数を確認します。
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step2. 天星数を出す
運命数に自分の生まれた日を足して、天星ナンバーを出します。合計数が61以上になった場合は、60を引きます。自分の天星ナンバーを右の表と照らし合わせて、天星を見つけます。
例)1987年2月19日 生まれの場合
運命数は17 → 17 + 19 = 36 → 新月
例)1983年4月10日生まれの場合
運命数は55 → 55 + 10 = 65 → 65 - 60 = 5 → 大陸
●月グループ
満月 4、10、33、39、45
上弦の月 11、17、32、38
下弦の月 2、3、8、41、47
新月 14、20、23、26、29、36
●地球グループ
空 6、43、49、54、55、60
山脈 9、15、16、34、40、46
大陸 1、5、50、53、56、59
海 51、52、57、58
●太陽グループ
朝日 21、22、27、28
真昼 7、42、44、48
夕焼け 12、18、31、37
深夜 13、19、24、25、30、35
※オンラインサイト「星ひとみ 幸せの天星術」では、誕生日を入力すれば、無料で自分の天星を調べられます。
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月グループ
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地球グループ
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太陽グループ
巫女の血筋を持つ家系に生まれ、オリジナル運勢鑑定法である天星術の開祖として活躍。テレビをはじめメディアに幅広く出演し、多くのファンを持つ。近著に『星ひとみの天星術2024』(幻冬舎刊)など。
*「フィガロジャポン」2024年8月号より抜粋
text: Momoko Suzuki illustration: Yukiko Kata