シャルレーヌ公妃の2025年ファッション総まとめ。結婚後初ティアラから、ガラまで12ヶ月を追う。

Celebrity 2025.12.27

長年の療養期間を経て、2025年はシャルレーヌ公妃にとって真の「復活」を印象づける一年となった。公務からガラ、家族行事まで幅広い場面に姿を見せ、モナコ王国では公妃関連のニュースが途切れなかった。
その中で、品とモードのバランスに優れた独自のスタイルは健在。登場するたびに装いが注目される公妃は、ベルベットのスーツ、レースのイブニング、ミニマルなツーピースなど、シーンごとに一貫した「らしさ」を見せた一年でもある。
ここでは、シャルレーヌ公妃が2025年に見せた主なスタイルを月ごとに振り返る。


1月|文化的なセレモニーは、光沢のあるベルベットスーツで華やかに

1月16日、モナコの文化施設グリマルディ・フォーラムの開館25周年を祝う記念セレモニーに出席。式典では施設拡張の発表に加え、バレエをはじめとする舞台芸術の演出も組み込まれ、モナコらしいエンターテインメント性の高いイベントとなった。
この日、シャルレーヌ公妃は、マニッシュなテーラリングのスーツ姿で登場。夜の公式行事に対応するフォーマルな佇まいに、ボルドーのベルベット素材が華やかさを添える。


2月|チャリティ・ガラディナーは、シックなブラックのワントーン

2月20日、スポーツと連帯をテーマにしたチャリティ・ガラディナーに出席。シャルレーヌ公妃が主宰する財団を支援するイベントで、アルベール2世とともにモナコの社交行事に姿を見せた。
この日はブラックのロングドレスを着用。バッグとシューズも黒で揃えたワントーン。深く入れすぎないスリットが、重さを分散するアクセント。


3月|ローズ・ボールに、グリーンのドルチェ&ガッバーナのレースドレスで出席

3月、モナコ社交界最大級のチャリティイベント「ローズ・ボール」に出席。毎年テーマに沿った演出が行われる夜で、2025年はカリブ文化に着想を得た華やかな空間が広がった。収益はプリンセス・グレース財団の活動に充てられている。
シャルレーヌ公妃は、グリーンを基調にしたドルチェ&ガッバーナのイブニングドレス姿で登場。レースと透け感を組み合わせたデザインに、チュニックのようなトップと流れるスカートを重ねた構成。色味と素材の動きが際立つ、ガラ向けのドレスルック。


4月|ブルーのスーツでロレックス・モンテカルロ・マスターズを観戦

4月13日、モンテカルロ・カントリークラブで開催された男子テニス大会「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ」決勝を観戦。シャルレーヌ公妃はアルベール2世とともに表彰式にも立ち会い、大会の節目を見届けた。
この日は屋外で映える淡いブルーのスーツを選択。胸元にはパールのネックレスを合わせ、装いに品のあるアクセントを添えた。


5月|モナコE-Prixは、鮮やかなマルチカラーのスカートで応援

5月4日、フォーミュラEの「モナコE-Prix」を観戦。大会10周年を記念する年で、決勝後にはシャルレーヌ公妃が表彰式に登壇し、優勝ドライバーへトロフィーを手渡した。
シャルレーヌ公妃は、白シャツにマルチカラーのフレアスカートを合わせた装い。レッド、オレンジ、ピンクが重なる鮮やかな配色で、イベントのエネルギーと呼応するようなスタイル。足元も同系色の赤で揃えることで、色のバランスが引き締まる。


6月|サン=ポール=ド=ヴァンス訪問。白×フローラルドレス

6月9日、ブリジット・マクロンの招待で、サン=ポール=ド=ヴァンスを訪問。各国首脳夫人らとともに、アートと文化交流をテーマにした一日を過ごした。
この日の装いは、白地にブルーとグリーンのフローラル柄ドレスを着用。ノースリーブの軽さと、花とボタニカルの色味が初夏に映える一着。


7月 ①|ガブリエラ公女の公園落成式に出席。白×黒のシフォンドレス

7月9日、フランス・カルラデス地方で行われた公園での ガブリエラ公女の公園落成式に出席。
シャルレーヌ公妃は、白地に黒のプリントを配したシフォンのロングドレスを着用。ガブリエラ公女もシフォン素材のドレスを選び、母娘で素材感をそろえた一日。

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7月 ②|モナコ赤十字ガラに出席。ブルーのイブニングドレス

7月12日、モナコの赤十字ガラに出席。毎年恒例のチャリティイベントに参加した。
落ち着いたブルーのイブニングドレスでアルベール2世とともに登場。ドレープがラインに動きをつくり、淡いブルーが会場の照明の中でほどよく際立つ一着。アルベール2世の白×黒×赤のジャケットとも色のトーンがぶつからない組み合わせ。


7月 ③|アルベール2世の即位20周年式典。ピンクのレースドレス

7月20日、アルベール2世の即位20周年を祝う式典が開催。モナコ公室にとって節目となる場で、テラス前に集まった人々に向けて挨拶が行われた。
注目が集まったこの日は、オスカー・デ・ラ・レンタの淡いピンクのドレスを選択。ノースリーブのトップに腰に細いベルト、レースが入った動きのある裾が特徴。式典に映える、記念日にふさわしい印象に残る一着だ。

詳細記事 >> シャルレーヌ王妃へのキスと子どもたちへの抱擁......モナコ国王アルベール2世、家族とともに統治20周年を祝う。

詳細記事 >> モナコ大公即位20周年記念パーティ、シャルレーヌ公妃の「ピンクのドレス」はどこのブランド?


9月|寄付金贈呈の場に出席。アクリスのプリントドレス

9月15日、モナコ公室で行われた寄付金贈呈の場に出席。シャルレーヌ公妃が関わる財団と、動物保護協会への寄付が発表され、代表者らとともに公務に臨んだ。
深いグリーンにオレンジの花柄デザインのアクリスのプリントドレスで出席。落ち着いた色調が公務の場に合う一着。袖とスカートに少しゆとりのあるシルエットが特徴。


10月|アメリカ新大使の信任状捧呈式。グレーのツーピース

10月27日、モナコ公室で行われた アメリカ合衆国新大使の信任状捧呈式 に出席。アルベール2世とともに、迎賓の場に立ち会った。
この日は、グレーのツーピースを選択。ボタンが2列に並ぶノーカラージャケットに、ひざ丈スカートを合わせたクラシックな組み合わせで、落ち着いた色調が場に合う装い。黒のパンプスで全体をシンプルにまとめた。


11月 ①|ジュエリー展覧会「Joya」へ。ミニマルな黒×白セットアップ

11月中旬、モナコで開催されたジュエリー展覧会「Joya」を訪問。会場では歴史的なジュエリーやアート作品が展示され、公妃が各ピースを見て回る様子が公開された。
黒を基調に白い襟とカフスをあしらった、エドワード・アシュールのセットアップを選択。強いコントラストが効いた配色で、シャルレーヌ公妃らしいすっきりしたモード感。ミニマルな色使いが、アート系イベントの空気に合う。


11月 ②|建国記念日の祝賀式典。ティアラとロングドレスの正装で出席

11月21日、モナコの建国記念日の祝賀式典に出席。アルベール2世とともに、グリマルディ・フォーラムで行われた特別公演に臨んだ。
この特別な日には、シルバー系のロングドレスにサッシュと勲章を合わせた正装。繊細な光沢のある生地が縦に流れるラインをつくり、結婚以来初めて公の場で着用したティアラが式典らしい格式を備えた装いに。

詳細記事 >>  モナコのシャルレーヌ公妃、結婚以来初めて公の場でティアラを着用。


12月|恒例のクリスマスカードは、ラルフ ローレンのニットワンピース

12月7日、モナコ公室の2025年クリスマスカードが公開された。今年はブルーを基調としたクリスマスの装飾をバックに。
シャルレーヌ公妃は、ラルフ ローレンのグレーニットワンピースを着用。ハイネックとロング丈の柔らかな印象のニットワンピースが、家族写真の空気に自然に寄り添う。

詳細記事 >> モナコ公室「2025年のクリスマスカード」を公開。成長した双子とともに、歴代カードを振り返る。


2025年もシャルレーヌ公妃は、伝統的なロイヤルスタイルに現代的なモードのエッセンスを完璧に融合させていた。2026年も、モナコ公室の公式行事で見せる彼女の圧倒的な存在感とファッションから目が離せない。

text: madame FIGARO japon photography: Crystal Pictures/Aflo

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