スウェットパンツを大人の日常着に。簡単に格上げする、海外ファッショニスタの着こなし7選。

Fashion 2025.11.05

【世界のリアルクローズスナップ】

リラックスウェアの代表格、スウェットパンツ。海外ではいま、部屋着の延長ではなく「おとなのデイリースタイル」として街に溶け込ませるムードが広がっている。
ロングコートやジャケットを重ねて都会的に。あるいはセットアップで洗練された印象に。シンプルなニットやミニマルなアイテムをミックスした着こなしも、今季のトレンドのひとつ。

ラフなスウェットに、あえてコートやバッグで緊張感を加える。そんな「モードを足す」着こなしが、今年らしいバランス感を生んでいる。
フランスやイギリスのファッショニスタたちが実践する、スウェットパンツを格上げするリアルなヒントをピックアップ。


スウェットセットアップを、ロングコートでモードなバランスに|ロンドン

スウェーデン出身のインフルエンサー兼ファッションディレクター、@hannaschonberg は、アダノラ(Adanola)のホワイトスウェットパンツとスウェットトップをセットアップで着用。そこにマキシ丈のブラックコートを重ね、ゆるさの中にエッジを効かせたモノクロスタイルに。端正なフォルムの大ぶりのレザーバッグが全体をモードに引き締めている。


ロングコートで「部屋着感」を回避。上品なストリートスタイル|パリ

パリ在住の @laraaceliaa は、ネイビーのスウェットパンツにホワイトのクロップドTを合わせたスポーティなルック。そこにラフな質感のロングコートを重ねることで、ストリートなアイテムを洗練された印象へと引き上げている。足元はバレエシューズ、スクエアのサングラス、バッグはレザー、とモードな小物で部屋着感を回避。


レザーを効かせ、異素材ミックスでクラス感を共存させる|パリ

パリ在住の @audreyafs は、ライトグレーのスウェットパンツにブラウンのレザージャケットを合わせた。ゆるやかなシルエットのスウェットに、レザーのバッグとブーツを合わせて、リラックスとクラス感を共存させている。パンツの裾から覗くレザーブーツ、ラグジュアリーな素材を選んだ小物使いが、カジュアルになりすぎない絶妙なバランスを生む。コンフォート=部屋着ではない、新しいスウェットパンツの可能性を感じさせる着こなし。


リラックス感が強い白のセットアップをネイビーで締める|パリ

パリ在住の @alexcrpn は、白のスウェットセットアップにネイビーのロングコートを羽織った、洗練されたミニマルルック。全体を柔らかな白でまとめつつ、たっぷりとしたシルエットのコートがスタイリングに重心と奥行きをつくっている。
足元はベージュのスニーカー、バッグにはアイコニックなサンローランのキルティングレザーバッグをセレクト。スウェットはこちらも、アダノラ(Adanola)のアイテム。ラフなムードを保ちながら、モードに引き上げたスタイリング。


adidasのトラックパンツでつくるモードなスポーツMIX|フランス

パリとアミアンを拠点にする @ilhametteは、定番となりつつあるアディダスのブルーのジャージパンツにグレーのニットを合わせた、都会的なストリートスタイルを披露。サイドライン入りのスポーツアイテムながら、ルーズなシルエットのニットトップスと合わせることで、バランスに仕上げている。
足元も同じくアディダスでそろえ、バッグは大ぶりのレザートートを合わせ、ラフになりすぎないようスタイルに重さを加えている。スポーツMIXをモードに引き寄せるには、小物選びと素材のコントラストが鍵。


リラックスと暖かさを両立、「スウェット見え」ニット|マンチェスター

マンチェスターを拠点にする @laurenxwatsonnn は、グレーのニットセットアップにチェックシャツを腰巻きしたレイヤードスタイルを披露。セットアップはイギリスのブランド、ザ・クチュールクラブのアイテム。たっぷりとしたフレアシルエットのパンツは、素材こそニットながら、スウェットのようなリラックス感をもたらす。スニーカー、キャップと腰巻きでストリート感をプラスしながらも、バッグはレザー素材を選ぶことで、着こなし全体に程よい重さと締まりを加えている。


ブラウンのワントーンに白とベージュで品をプラス、おとなのカフェスタイル|パリ

パリ在住の @marine_diet は、アダノラのブラウンのロゴ入りスウェットセットアップを着こなしたルックを披露。程よくボリュームのあるパンツに、主張のあるロゴトップを合わせ、カジュアルながらも視線を引くスタイリングに仕上げている。インナーの白Tをちらりと覗かせたレイヤードが、全体に軽やかな動きをプラス。小物にはベージュのクラッチバッグとミュウミュウのスニーカーを合わせ、ブラウンより柔らかなトーンを差し色的に効かせることで、カジュアルな装いに大人の洗練されたムードが加わる。

>>海外スナップ連載【世界のリアルクローズスナップ】はこちら

text: madame FIGARO japon photography: launchmetrics

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