我が愛しの、ジェーン・バーキン ジェーン・バーキンが愛用したファッション&コスメ、9アイテム。

Fashion 2024.06.25

白Tシャツ、ブルーデニム、キャンバススニーカー......。生涯にわたって愛し続けることでジェーンのアイコンに昇華された、エターナルなブランドの名品をここで紹介する。


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©Shutterstock/aflo

Burberry

当時の面影を残すヘリテージモデル。

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ミッドレングス ケンジントン ヘリテージ トレンチコート ¥357,500/バーバリー(バーバリー・ジャパン)

襟を立てベルトでウエストマークしたコート姿がいまも鮮明に蘇る。アップデートを繰り返しながらも当時のクラシックなシルエットとディテールを宿す一着。

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Converse

若かりし頃から晩年まで愛し続けたパートナー。

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コンバース オールスター(参考商品)/ミスタークリーン

エターナルなスタイルを象徴するように、足元の多くはコンバースの定番「オールスター」だった。時には靴紐を外して履くことも。写真は、1970年代にジェーンも履いていたであろう「オールスター」の、ブルーのヒールパッチが採用されていた通称「チャックテイラー」モデル。

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Repetto

フレンチシックのエッセンシャルシューズ。

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左から、シューズ¥52,800、¥60,500/ともにレペット(ルック ブティック事業部)

可憐なレペットのバレエシューズがフェミニンなエッセンスをさりげなく添えた。セルジュ・ゲンズブールが生前に愛したレースアップシューズの「ジジ」も、きっかけは彼女が贈ったこと。いかにブランドを愛していたかを物語るエピソードだ。

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Levi's®︎

メンズデニムが物語るファッションに対する価値観。

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上から、パンツ各¥15,400、¥18,700/以上リーバイス®(リーバイ・ストラウス ジャパン)

まだウィメンズサイズが展開されておらず、あくまでも男性向けだった時代からリーバイス®501®を穿いていたという事実に、彼女のジェンダーレスなファッション観が表れている。

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©Photofest/aflo

Giorgio Armani

ナチュラルな肌に導く、シルクのようなテクスチャー。

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デザイナー グロー ファンデーション SPF15・PA++ 全10色 30ml ¥9,790/アルマーニ ビューティ

くすみを飛ばし、透明感に満ちた仕上がりを叶えるリキッドファンデは、素肌そのものがきれいだった彼女にぴったりだった。昨年末リニューアル、より艶やかな仕上がりに。

「印象的だったのは、ジェーンはいつも自分で持ってきたワインカラーのリップペンシルで口紅を描いていたことです。あまり見かけない製品で、どこのメーカーのものかわかりませんでした。ともかくナチュラルメイクが好きなので、アルマーニのファンデーションを使っていましたが、うっすらつける程度。カラーメイクはせず、黒のマスカラのみ。肌に触れられるのが好きではないので、気を付けていました。特にスキンケアをしていないのに、肌はきれいでしたね。ケイトがカメラマンでアルバム『ランデ・ヴー』のジャケット撮影をした時、数日後に私とケイトがロケで旅に出ることを知ったジェーンが、撮影終了して一旦スタジオを出たのに「ケイトをよろしくね」と言いに戻ってきた時は驚きました」

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Brigitte Hymans
ブリジット・イマン

メイクアップアーティスト
リセの数学教師を経て、1985年からメイクの仕事に就く。99年にケイト・バリーが撮影する現場でジェーンに初めてメイクをし、以来ヘアのマリオンとともに担当した。@brigitte.hymans

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Petit Bateau

コンパクトなシルエットが完璧なスタイルにフィット。

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Tシャツ¥4,950/プチバトー(プチバトー・カスタマーセンター)

プレーンなデザイン、そしてコンパクトな肩周りとタイトフィットのボディが生むシルエットは、モデルとしても完璧な体形を誇っていたジェーンの魅力をより一層引き立てたのだろう。首元と袖口のポワンココットがさりげないフェミニニティを漂わせる。

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Spring Court

創造性を刺激する真っ白なキャンバス。

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スニーカー¥13,200/スプリングコート(スプリングコートカスタマーデスク)

真っ白なキャンバスのような「G2」は、ジョン・レノンをはじめ多くのアーティストを魅了した。ジェーンもそのひとり。時代に左右されないピュアなデザインが彼女のフレンチシックなスタイルにマッチ。

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David Mallett

"自然のまま"の美髪を叶えるリッチなシャンプー。

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左から、Shampoo No.1 250ml、Spray No.2 150ml 各38ユーロ/ともにDavid Mallett

ジェーンが撮影時に使っていたヘアアイテムは、ダヴィッド・マレの深い潤いを与えるシャンプーとボリュームアップのスプレー。

「ジェーンの髪は、ふさふさしてボリュームがあって、良質の髪でしたね。いくつになっても変わらなかった。シャンプーすると一段とふわっとする。撮影時、私はダヴィッド・マレの製品を使っていましたが、ジェーンは自分で特別なヘアケアをすることはなく、いつも『自然のままがいい』と言っていた。若い頃はストレートやボブなどいろんな髪型をしていたけれど、歳を取ってからはウェーブを好んだので、アイロンで軽くカールをつけていました。長編初監督・脚本を手がけた『Boxes』撮影時は、ずっとウィッグでベリーショートにしていたのですが、本当は長い髪でバストの下までありました。撮影が終わると『このウィッグと同じ髪型にして』と言われ、三つ編みにして根元から切り、病気で髪を失った子どもたちにヘアドネーションをしたのです。ジェーンはそういう人でした」

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Marion Anee
マリオン・アネ
ヘアスタイリスト
ユルゲン・テラーがジェーンを撮影する際に出会って以来、ヘアを担当。ファッションカルチャー誌「Self Service」やモード誌、ブランドのカタログ撮影などで活躍。@marion.anee

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Miller Harris

ジェーンのために作られたノスタルジックな香り。

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ミラー ハリス レールド リアン オーデパルファム 100ml/編集者私物

「埃にまみれた図書館と古書へのノスタルジア」を求めたジェーンのために制作された香水。調香師リン・ハリスが、ネロリやオークモス、スイートムスクなどを絶妙なバランスで配合した。ボトルにはジェーンが描いたイラストとサインが。

●問い合わせ先:
バーバリー・ジャパン
tel:0066-33-812819
https://jp.burberry.com

ミスタークリーン
tel:090-2206-1755
https://kurikurivintage.shop-pro.jp

ルック ブティック事業部
tel:03-6439-1647
www.repetto.jp

リーバイ・ストラウス ジャパン
0120-099-501(フリーダイヤル)
www.levi.jp

アルマーニ ビューティ
0120-292-999(フリーダイヤル)
www.armani.com/ja-jp/experience/giorgio-armani/armani-beauty

プチバトー・カスタマーセンター
0120-190-770(フリーダイヤル)
www.petit-bateau.co.jp

スプリングコートカスタマーデスク
tel:03-6868-5224
www.springcourt.co.jp

David Mallett
www.david-mallett.com

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▶︎我が愛しの、ジェーン・バーキン

●1ユーロ約169円(2024年6月現在)
*「フィガロジャポン」2024年3月号より抜粋

photography: Satoru Morimizu (stuh) editing: Kenichiro Tatewaki

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