シトウレイのパリコレ24時~事件は現場で起こってる!~

vol.3 ファッションのこれからを見つける、パリコレ3日目。

ストリート フォトグラファーやジャーナリストととして活躍するシトウレイが、これからのファッションを探しに、10年以上取材を続けるパリコレ。連載第3回は、2018-19AWシーズンに起きたセレンディピティな出合いの数々を紹介。

特集

March 14, 2018

「もうすぐミラノからパリに入るよ」とテキストが着たのはMax
「パリはfreezing(凍える)!」「そりゃ大変!」ってやりとりしてたら速攻ミラノから仕送りが。中を開けるとpeutereyのダウンジャケット。Maxのこの母性よ…!袖を通すと羽毛布団レベルの暖かさ!これにLOEWEのレザーのコートを着たら、この冬最強アウターに。こ、、、これでパリを乗り切れる!

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以来マックスのことをMom Max (ママ・マックス)と呼んでます。お察しの通りパパパパパフィを若干意識しております。

ちなみに彼がMon Max。バファリン同様、彼の半分は優しさで出来ている。

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ストリートフォトグラファーは、メインはストリートで、人はどんな着こなしをしているのか、ということにフォーカスしています。とはいえ出来うる限りショーも見させてもらっていて。
私にとってはランウェイもストリートも両方カバーするというのは大事なことで。なぜならこの両方をカバーすることで、ファッションの「今」と「これから」をより精度を上げて見通すことができるから(キリッ)!

ランウェイ、ストリート、展示会にパーティ、偶然メトロで出会った人達。パリコレ最中で見たすべてを踏まえて「今(とこれから)のファッションてどんな感じなの?」ってテーマのファッションセミナーを来月26日に開催します♪
(←いい感じでステマっぽい着地点)。

ステマはさておき(笑)、私は服を作る人(デザイナー)のクリエイションも好きだし、服を着る、着こなす人(私たち消費者)のクリエイションも大好きなんです。
※「着こなす」というスキルもファッションにおけるクリエイションだと私は思っていて、つまり服を着ることを楽しんでいる人は、間違いなくクリエイターだと思う。

印象に残ったショーをいくつかご紹介!
Kocheは以前原宿でショーをやった時に、「一般のおしゃれな人をモデルに使ったショーがやりたい!」ってことで声がかかって、キャスティングをお手伝いしたのがきっかけで。

デザイナーのクリストフがかっこいいなと思うのは、常次自分自身をimproveしようとしているところ。成功体験にあぐらをかかないで新しいことにチャレンジする姿勢が素敵。

Hermes! 大好きなメゾンです。ここでショーを見させてもらうことはパリに来るひとつの楽しみ。メゾンの在り方としてものすごく美しいと思うんです。

 

意気揚々とRochasの会場に向かっているうちに建物の中で気が付けば迷子、たどり着いた先はバックステージ。そのままそこでショーを見ることに。モデルさんやヘアメイクさん、フィッターさんはじめ裏方さんのプロの仕事を垣間見れてある意味貴重な体験でしたが、誰か方向音痴につける薬はご存知ありません…?

Sacaiのショーもよかった!特にお気に入りはいろんなニットがくっついたこのテイストのやつ!

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SONIA RIKIELのショーほどワクワクしたものはなくって!
なんていうか、楽しそうなのって勝手に伝染りません?ランウェイのモデルさんが楽しんでいるのを見たら、こっちまで楽しさが移っちゃって。ちなみにこの後バナナラマのライブが始まり大盛況!頬を紅潮させ、興奮冷めやらぬまま夜のパリをテクテク歩いていたら、反対方向に向けて10分以上歩いておりました。方向音痴につける薬の開発を切望する署名活動を始めるべきか。

VIVIENNE WESTWOODのショーをまさかの30分勘違いして完全遅刻。時間音痴につける薬の開発も同じく激しく望んでいます。
帰り道をとぼとぼ歩いていたら、偶然ヴィヴィアンのルックの撮影現場に行き当たる。パリではこういうセレンディピティによく出合います。結果ラッキー!

そうそう!一番感動したのはやっぱりThom Browneのショー!この世界観!Thomは美意識の神様に愛されて、才能をギフトされた稀有な人なんだと思う。

 

ショーの感動にホクホクしながら帰り道をテクテクしていたら、正面からまるでサバンナでトラかライオンに追っかけられている人みたいなレベルで走ってくる強面が。すれ違ったら「え、アダム?」
「ハイ、レイ!」と右手を挙げつつ、疾風怒濤に走りすぎていった。---page---

夜はUAポギーさんと、ロンハーマンのゆかりさん
、あとは高島屋のよしみんa.k.a. TeamFashion Prize of Tokyoとマレのスペイン料理屋さん、Caves Saint-Gillesさんに。

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ここのスタッフさんが夜も更けだしたら踊りだしたり、とにかくすごくラブリーだった!

 

 

そのあとは家に帰って原稿を書いて、写真のエディット、作業は深夜(っていうか朝)まで体力気力が尽きるまで。

 

電池が切れたロボットのようにベッドに突っ伏し今日は終了。
まだまだパリは続きます。

ではではまた次回。Au Revoir!

【関連記事】

vol.1 シトウレイのパリコレ前日-インフラ整備を徹底せよ!

vol.2 パリコレ初日はフォトグラファー仲間と!

REI SHITO ストリート スタイル フォトグラファー/ジャーナリスト

国内外のストリートスタイルを紹介するサイトSTYLEfromTOKYO主宰する、日本を代表するストリート・スタイル・フォトグラファー、ジャーナリスト。
毎シーズン、世界各国のコレクション取材を行い、独自の審美眼で綴られる言葉と写真が人気を博している。
また彼女自身のセンスもストリートフォトグラファーの権威「The Sartolialist」の著書で特集を組まれる等ファッションアイコンとしても活躍中。
ストリートスタイルからランウェイまでファッションに対する幅広い知見から企業のアドバイザー、商品プロデュース、ファッションセミナーなどジャンルを超えて活動の幅を広げている。2018年4/26には、リアルに特化したファッションセミナーを開催予定。http://reishito.com/?p=3123

photos et texte : REI SHITO

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