シトウレイのパリコレ24時~事件は現場で起こってる!~ vol.1 シトウレイのパリコレ前日-インフラ整備を徹底せよ!

Fashion 2018.03.02

シトウレイです、bonjour!
パリコレついに始まりました!
コレクション日記第一弾は、疾風怒濤の日々を乗り越えるための肝心要のインフラ整備事情について。

違う街や国に行くと、いつもと勝手が違うことが結構あります。ひとつひとつは大したことがなくっても、ちりもつもればなんとやら…。気が付けばストレスがたまっていたりするものです。なるべく気持ちよく滞在するには、環境インフラの地ならしが必須!これやっとくと、その後のステイがグンとスマートに。
ということで今回は、毎回やっているインフラ整備のお話を。

インフラ整備その1。まずは

①通信インフラを整える!
携帯が日本と同じ感覚で使えるようになると、一気に何かと色々いい感じになるんです(←ってなんか我ながら雑な説明)!それには「SIMフリー携帯+現地SIMカード」のコンビネーション、これがいまのところ最強です!
私がこないだから使っているのはfree というSIMフリー携帯。

180302-1-1.jpg

freeのSIMの買い方&使い方なんかの詳しくは
https://www.baookun.net/france4g-sim-free/
これを参照してもらうとして。

バックの中身が格段と減ります!以前はポケットWi-Fiを使ってたんですが、Wi-Fi、充電器、コードを常に持参していなきゃいけなくて。
持ち歩くのが地味に面倒&ウッカリ家に忘れて取りに戻ったり、、、とかがあったんですが、今はもう携帯一本!日本と一緒の携帯環境、気持ち的にすごい楽!

個人的にいちばんストレスがなくなったのは電話が使えること!
海外だと案外電話の必要性を感じる時に出くわします。レストランなんかの予約だったり(パリはいい感じのレストランはほぼ予約必須)、Uberのドライバーさんとの待ち合わせとか。電話番号があるっていうのは「何かあったとき」の備えになるので精神衛生上いい感じです。

あと、コストの面でもストレスダウン!なんと奥様(←誰?)、値段も電話もネットもし放題で一カ月たったの30ユーロ!「海外行った後の携帯代が怖いわ…」なんて通信費の心配からも解放されます。
1週間以上すごすのであれば、freeは絶対おススメです…って何か私、freeの回し者みたいですね。でもほんとこれ感動したからぜひ皆様にも伝えたかったの!

▶さてお次は交通インフラ!

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②交通インフラ!

まずは先ほどのUber。とりあえずアプリの設定にとんでもらって、電話番号をフランスの番号に変更して設定完了!(Uberアプリを入れてないわって人は日本であらかじめ入れておくのがお勧め!)
パリはタクシーよりもUberが圧倒的に便利&スマートです。行先はもうアプリでお伝え済みなので、ドライバーさん何も言わないでも大丈夫(とはいえbonjour!くらいは言った方がいい)。そう、「行先の住所がうまく伝わるかしら…」なんて語学的ストレスからの解放です。もう一つ、決済の細かいストレスからもサヨウナラ!
登録したクレジットカードで自動的に決済してくれるので目的地についたらそのまま降りて、以上終了。
そう、降りる前の支払いにモタモタ時間がかからない(ショーとかで急いでるときに超便利!)&「チップいくら払えばいいんだっけ」なんて地味に小さいモヤるアレも一切ありません。あとドライバーさんにもよるんですが、お水くれたり飴ちゃんくれたりします。面倒見の良いおかんみたい!

次はメトロやバスの公共手段のインフラを整えます。
カルネと呼ばれる乗車券みたいなのあるんですが、出来れば日本と同様Suicaみたいにピピっとサクッとゲートをくぐりたい。そんな時にはNAVIGOがあると超便利!

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NAVIGOについての買い方とか使い方なんかはコレがわかりやすいかも。
http://jp.france-langue.com/450-2/

まず1週間のチャージをします。いま(2018年3月)で確か20ユーロくらいだったかな?(でもいつの間にかウッカリ値上げしているときがある。)これでメトロもバスも乗り放題だし、移動が確実にスマートになります。便利―!

ただ、これは注意が必要!謎に「月曜から日曜まで一週間」のパスなんです。なので木、金曜あたりに着いた時には次の日曜まで(3,4日しか使えない)、ということになるんです。
メトロやバスを使う頻度によってはカルネを買った方がいい場合もあるので、自分の動きと相談して決めてもらえたら!(「購入日から1週間」ってパスにしたらいいのに…と毎回思うのですが、こう言うままならないところがパリなんですよね)。

あとは、市がやってるVelibなんかの貸自転車のサービスなんかもあるんですが、乗ってみてはみたんですが…うーん正直「旅の思い出」としてめっちゃ時間と体力に余裕があるときに一回乗る分にはいいかも」です。だってVelibの車体いやに重いし。車の運転の荒いパリジャンに交じって車道を走るのって何気に結構デンジャラスだし。一方通行多いし(日本だと自転車は一方通行でも関係なく入れるけど、パリでは自転車も車と同じ規則を守らなくてはいけないんです。めんどくさ!)。
目的の場所の近くの返却場所が埋まってたりすると、遠くまで行かなきゃダメとかになってエラい目に遭うし(←これでショーに遅刻して入れなかった経験があります。Velibのバカ!)。イヤ、うん、楽しいことは楽しいんですけどね。まぁ興味があればトライしてみて下さい。

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あとバス乗り場には、なぜかUSBの差込口があります。iPhoneとかも充電できるという謎のホスピタリティを街全体で発揮してます。覚えておくと便利かも。

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▶そして最後はステイ先インフラ。

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③ステイ先インフラ。

私はホテルじゃなくて断然airbnb派! 泊まるときに必ず持っていくのはキャンドル。どこの家にもそれぞれの家の匂いがあるので、まずはキャンドルを焚いて匂いから「自分の家」っぽくカスタムする。外から帰ってきて自分の家の好きな匂いだと、なんか安心するんです。
ちなみに今回持って行ったのはTOBALIのDAY DREAMってやつ。同じくWHITE STRAGEの香水も持っていきました。これほんといい匂いでお気に入り!

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スキンケア関係は「いつも使ってるやつ一式」をマルっと持っていきます。コレクション最中はショーが朝から晩まであるので、現地調達する時間がない&仮に買えたとしても化粧品が合わない時があったり。
ちょっと荷物になったとしても、いつもの物を使っていれば肌トラブルは防げるという安心感が確実に担保されるからマストでキープ。ちなみに右から3番目のKIEHL‘Sのカレンデュラの化粧水は私の永久定番!(いま気が付いたんですが、うがい薬がしれっと入ってますね。。まぁスルーしてやって下さい。)

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活字中毒なので本もマスト。気分が変わって読みたい本が変わったら…と思うと文学からビジネス書から、ライトなものからしっかりしたものまで置いておきたい、と思うと気が付けばこの分量。(これでも厳選したつもりなんです…。)読みたい時に読みたい本があるってのも、私にとってはステイ先インフラに大事なことなんです。

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最後にインビテーションの仕分け。
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ステイ先にあったグラスやら何やらで適当に仕切を作っておりますが(←この雑さ!)、day1,day2と日にち別に分かれております。
こうしておけば、朝起きていちばん左にあるのだけ持っていけば大丈夫!スムーズに撮影に出られます!

インフラはすべて整った、あとは現場にダイブするだけ!
ではではまた次回をお楽しみに!chao!

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REI SHITO ストリート スタイル フォトグラファー/ジャーナリスト

国内外のストリートスタイルを紹介するサイトSTYLEfromTOKYO主宰する、日本を代表するストリート・スタイル・フォトグラファー、ジャーナリスト。
毎シーズン、世界各国のコレクション取材を行い、独自の審美眼で綴られる言葉と写真が人気を博している。
また彼女自身のセンスもストリートフォトグラファーの権威「The Sartolialist」の著書で特集を組まれる等ファッションアイコンとしても活躍中。
ストリートスタイルからランウェイまでファッションに対する幅広い知見から企業のアドバイザー、商品プロデュース、ファッションセミナーなどジャンルを超えて活動の幅を広げている。2018年4/26には、リアルに特化したファッションセミナーを開催予定。http://reishito.com/?p=3123

photos et texte : REI SHITO

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