【東京ヴィンテージ案内 #06】新しい発見のある場所。
Fashion 2019.08.01
ヴィンテージ好きを公言するアーティスト・モデル3名が登場し、それぞれの行きつけや気になるショップをエリア別に案内する「東京ヴィンテージ案内」。
第3回は、モデルとして活動する一方で、「AVALONE」のファッション企画や「STYLE MIXER」のアートディレクターを務めるなど多方面で活躍中のRIONAが登場。渋谷エリアで気になっていた、高校生から通い詰めているバースデスへ。
バースデス / birthdeath
年代を問わず、基本的にはアメリカで買い付けをおこなっているバースデス。
「高校生の頃から通っていて、いまでもかなり来ています。欲しいものを探しに来るというより、バースデスに行けば何か欲しいものが見つかるかな、という」
シーズンのトレンドや流れも加味して、バイヤーの審美眼でセレクトされた品々。
バースデスでは、スタイリングによって異なる魅力を発揮するアイテムの一面を、店内のトルソーや、バイヤーさんによるスタイリングアドバイス、インスタグラムの投稿で発信している。
ドレッシーなアイテムにメンズライクなシャツやワイドパンツを合わせるなど、遊びの利いたスタイリングを次々に考えるRIONAさん。
「モデル活動を始めた高校2年から、自分のスタイルががらっと変わったんです。古着をしっかり見始めたのはその頃からかな」
「パリとかロンドンのストリートスナップを見るのがすごく好きで。当時は影響されて、ドレッシーな服ばかり着ていました。ジャケットに、パールのジュエリーを着けて……ちょっと黒歴史です(笑)」
オーナーの趣味で雑貨や本も並べられている。ファッションが洋服だけにとどまらず、カルチャーなど他の環境とも密接に関わっていることを示すかのよう。
「その後ショートカットにして、フェミニンな服装は違うかなと思っていまのスタイルに近づいていきました。パリジェンヌに憧れていたので、ヨーロッパのカルチャーが好きで。バースデスもそんなテンションがあるなと思って行きつけになりました」
髪も伸びてきて、レディライクなアイテムにも前より興味が湧いてきたそう。バースデスで選んだお気に入りのコーデイネートはこちら。
「ボルドーが主役のセットアップコーディネート」
ジャケット¥12,960、中に着たノースリーブ¥5,940、パンツ¥12,960、ブーツ¥23,760
「さっきも白のパンツ選んじゃったな(笑)。好きなんです白いワイドパンツが。差し色には、光沢感のあるボルドーのタンクトップを。スクエアトウのスリッポンはバイヤーさんが選んでくださいました。自分では選ばないようなスタイルを提案してくれるという意味でも、バースデスはおもしろくて好きです」
▶▶RIONAが選ぶ、いま欲しいアイテム4選
「基本モノトーンを着ているんですけど、いまは差し色にライムやグリーンを入れたい気分。絶妙な透け感も可愛い」
「夏はTシャツと一緒に、足元はレザーのショートブーツで。ボルドーに近いブラウンの色味はなかなか見ない。冬だったらスポーティなジャケットに合わせてもよさそう」
「首元のボタンだけ、違うものがついているんです。そういうちょっとした遊び心あるデザインに惹かれます。デニムに合わせてカジュアルに着たい」
「シアーなのが可愛い。最近、シルバーのタンクトップを作ったんです。というよりも、改造したと言う方が正しいかも。理想の形にしたくて、余分な布を切って縫って。高校の頃もよく自分で服を改造していました」
1997年生まれ。2015年よりフリーモデルとして活動を始め、ファッション、カルチャー誌にて活躍。13年より、ファッションブランド「アヴァロン」のファッション企画担当としてチームに参加。他に、「STYLEMIXER(スタイルミキサー)」のアートディレクションを務めるなど、ジャンルレスに活躍中。
Instagram:@riona__n
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photos : SHINSAKU YASUJIMA