2018年 みずがめ座の運勢(下半期) - 石井ゆかりの星占い

情緒ある文体でつづられる12星座占いが大人気の石井ゆかりさんによる星占い。
「フィガロジャポン」本誌(毎号20日発売)で好評の星占い「星の伝言板」を2018年の12月分まで掲載。2019年1月以降は、「フィガロジャポン」本誌をご覧ください。
毎月1日に更新、石井ゆかりさんによる連載コラム「石井ゆかりの伝言コラム」はこちらから。

2018年の下半期の星占い

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みずがめ座   01.20 - 02.18

徹底的な行動の向こう側で出会える、「変身後」の自分自身。

公私ともに、大きな転換期の真っただ中にあります。
特に、公私の「公」の部分は、ほぼ2018年いっぱいを通しての転換であり、この下半期は後半戦です。
一方の「私」は、年内に一気に駆け抜ける部分と、
2019年から本格化していく「変革期」の入口とが、ちょうど重なった状態にあります。
何らかの大きな目標に向かう華やかな動きと、自分を縛る「目に見えない力」から離脱したいような思いとが
複雑に絡み合って、この下半期の貴方を内側から熱く、動かしていくだろうと思います。

幼い子どもは「ケーキ屋さんになりたい」「パイロットになりたい」など、言わば「変身」の夢を描きます。
そういう存在になり、そういう役割に身を置けば、
当然、ケーキの製作や飛行機の操縦ができるはず、というイメージです。
しかし成長して私たちが直面するのは、
たとえば魔法少女が変身して魔法を使う、というような具合にはいかない、という現実です。
「そういう人・存在になる」ということが、「それができる」ということにはならないのです。
むしろ「それができるようになる」と、自然に「そういう人・役割だと受け止められる」ことになります。
「作家になる」のではなく、何らかの作品を作ることが、「作家として認められる」ことに繋がります。
「画家になれば絵が描ける」のではなく、絵を描いていくうちに、いつの間にか画家になれるのです。
親になったから子育てができるというわけではなく、悪戦苦闘で子育てをしているうちに、
いつの間にか、親としての自分を認められるようになります。
「なる」ことと「する」ことでは、常に「する」ことのほうが先に立つわけです。

2018年下半期、水瓶座の人々はおそらく、それを体現することになるでしょう。
何かを成し遂げようとし、さらにそれに取り組んでいるうちに、
自然と、肩書やポジション、周囲から認められる立場などが出来上がっていきます。
たとえば、新社会人である間は人から指示を受けて動くことが多いはずですが、
だんだんに、自分で決めて動くことが求められるようになり、
さらには自分から人へと指示を出すことが必要になっていきます。
アクションの形式やフローが、先へ進めば進むほど、変化していくのです。
この時期はそんな、「アクションの形式やフローの変化」も起こるかもしれません。
何らかの型にはまろうとするような行動様式を、自分から枠を作ってみる様式に変えることができます。
人のサポートをするあり方から、自ら先頭に立つスタイルへと変えることもできるでしょう。
行動の変化が「使命」の内容を変え、貴方の生き方を大きく転換させていくでしょう。
「する」ことが変わると、別のものに「なれる」のです。

「もっと自分に合った世界に住もう」ということも、この時期浮上する大きなテーマのひとつです。
公私ともに、「より自分本来のあり方に合った世界に身を置こう」という意識が強まり、
そのテーマに向かって動きだせるでしょう。
今貴方の元に時間をかけて滞在している「火星」という星は、情熱と戦い、行動の星です。
水瓶座の人々は本来、あまり戦いを好みませんが、戦うとなれば徹底的に動くところがあります。
この時期、貴方が世界に、そして自分自身に対して挑む戦いには、
徹底的な、決定的な意志が、一本の柱のようにしっかりと通っている印象があるのです。

1.20-1.31 生まれの貴方

真の「居場所」を見つけるための、新しい旅の始まり。

牛は草原に、小鳥は木の枝に、ありんこは大地に。「居るべき場所」にいる時、皆生き生きと輝いて見えます。私たちもまたそれぞれに「居るべき場所」があるはずなのですが、必ずしも「生まれた場所」がそうだとは限りません。生まれた瞬間にそこが「居るべき場所」となる人もいれば、人生をかけて「居るべき場所」を探し歩く人もいます。自分はここにいるのがいちばんいい、と思える場所に巡り合うための旅を、貴方はそろそろスタートさせることになるようです。水瓶座の人々は、あまり「ルーツ」にこだわりません。過去や故郷を懐かしむよりは、宇宙旅行をしてみたい! という憧れのほうを大事にする傾向があります。とはいえ最新鋭の宇宙船であっても「居場所」は居場所です。真に自分に合った居場所を得た時、水瓶座の人々はたいてい、豊かな「愛と糧」を得ることになるのです。
7月から8月半ば、9月中旬から10月上旬は、非常に忙しい時期となるでしょう。自分自身と勝負して見事、勝利を収めることができます。この先長く「重要な勝負の時期」として記憶に残るでしょう。この勝利によって勝ち得たチャンスは、ここから先の貴方の社会的活動の土台となります。8月上旬から中旬は、楽しい旅ができそうです。遠くから素敵な人が訪ねてきてくれるかもしれません。11月以降は、仲間がぐっと増えます。懐かしい友との再会もあるかもしれません。11月後半から12月頭は、経済的に思い切った行動を起こせます。愛に追い風が吹くのは8月、11月下旬です。

2.1-2.10 生まれの貴方

直観で選択する、社会的立場を変えるようなチャレンジ。

非常に忙しい時期です。水瓶座の人はこの時期、どの期の生まれの人も大きな挑戦をしている最中なのですが、特にこの第2デーク生まれの人々は、夏から秋にかけて壮大なチャレンジをすることになるようなのです。もちろん、勝負をするかどうかは貴方自身で選ぶことができると思います。ただ、選択の判断基準となるような情報は限られている可能性があります。何が手に入るかも、勝算も、その先どうなるかもすべてはっきりとはわからない中で「勝負するかどうか」を決めるに当たっては、直観に頼るしかありません。貴方はどちらかといえば直観を好まず、論理的な思考を積み上げて選択をしたい、と思う傾向があるはずですが、この時期は瞬間的に「そっちに行ってみたい!」という欲のほうが、方位磁針としては機能するようです。まっすぐな物差しで測るために対象を整えるのではなく、グニャグニャした表面に合うようにメジャーを使う、そんな柔軟性が最終的に、貴方に
勝利をもたらすのではないかと思います。
7月から9月中旬まで、勢いよく挑戦する時期に当たっています。特に7月半ば、ハッキリした転機が訪れそうです。8月上旬から中旬には、ドラマティックな人間関係に身を置くことになるかもしれません。公私ともに重要な出会いの気配があります。10月中旬から下旬は「自分との戦い」に臨む人が多いでしょう。12月以降、これまでにない人間関係が拡がります。年齢や社会的立場の違う人々とのネットワークに身を置けそうです。愛に追い風が吹くのは8月半ばから後半です。

2.11-2.18 生まれの貴方

過去数年の「価値観の選択」を経て、新しいコミュニケーションが生まれる。

数年前の自分と今の自分を比べると、いつの間にかずいぶん、考え方が変わったのではないでしょうか。価値観や言動が変わった、という人もいるはずです。私たちは生まれ落ちた場所で話されている言語を話すようになりますが、言葉以上に、価値観や考え方も環境から吸い上げているものではないかと思います。大人になるに従って、自分とは違うバックグラウンドを持つ人々に出会い、そこで初めて「選択の自由」に出合います。身近にあった価値観とは別の価値観に触れた時、「どちらを選ぶか」を考えられるようになるわけです。過去2、3年の中で貴方はそんなふうに、あらためて自分の価値観を選び取って、より自分らしい考え方を持てるようになった、という実感があるのではないでしょうか。この下半期はそのプロセスがひとつの到達点に至る時期です。特に10月以降、発信する機会が増えそうなのですが、そこでのコミュニケーションは、3年前とはまったく違った、真に貴方らしいスタイルで展開するはずです。
7月は役割やポジションが変化するかもしれません。新たな得意技をマスターする人もいそうです。7月下旬から8月頭は、懐かしい人と再会できるかもしれません。8月半ばから9月上旬は「隠れた敵を打倒する」ことができます。春に取り組んだものの解決できなかった問題に挑み、決着をつけられそうです。10月末から11月半ばは大勝負に打って出られます。自分を変えたいと思っている人には、素晴らしいチャンスです。愛に追い風が吹くのは7月上旬、8月末から9月上旬です。

 

12星座別占い

Horoscope : Ishii yukari / Illustlation : Chihiro Yoshii

石井ゆかりプロフィール

ライター。星占いの記事やエッセイなどを執筆。『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『3年の星占い(全12冊)2018-2020』(文響社刊)も発売中。主宰WEBサイトは『筋トレ』http://st.sakura.ne.jp/~iyukari

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