2018年 やぎ座の運勢(下半期) - 石井ゆかりの星占い

情緒ある文体でつづられる12星座占いが大人気の石井ゆかりさんによる星占い。
「フィガロジャポン」本誌(毎号20日発売)で好評の星占い「星の伝言板」を2018年の12月分まで掲載。2019年1月以降は、「フィガロジャポン」本誌をご覧ください。
毎月1日に更新、石井ゆかりさんによる連載コラム「石井ゆかりの伝言コラム」はこちらから。

2018年の下半期の星占い

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やぎ座   12.22 - 01.19

新しいチームに身を置いて初めて見える、新しい夢。

たとえばスポーツの世界では、あるチームではあまり活躍できなかった人が、
別のチームに移籍したとたん、人が変わったような結果を出し始める、といったことが起こります。
スポーツに限らず、転職によってそのような経験をする人もいれば、
学校などでも、教室で勉強している時と、部活に出た時とで、まるで別人のようになる人もいます。
どんな時も「自分は自分」で、いつも同じパフォーマンスを出せる、という人もいるかもしれませんが、
私たちの多くは「どんな場に身を置くか」で、出せる力も、個性も、キャラクターも、
かなり大きく変わるところがあるのではないかと思います。

この下半期、山羊座の人は「今までとは違う場に身を置く」ことになるかもしれません。
そこで、これまでになく新しいパフォーマンスが出せるようになるかもしれません。
あるいは、「場」の性質そのものが変わる可能性もあります。
今まではプールで泳いでいるような状態だったのが、突然、海に出ることになるかもしれません。
グループで行動している状況から抜け出して、単独で広い世界と関わることになるかもしれません。
この変化は、貴方を古い枠組みから解放してくれます。
気付かぬうちにサイズが合わなくなっていた靴を脱ぎ捨てて、もっと自由に動けるようになります。

「既成の型枠にはめ込もうとせず、本人の特性や要望を生かしてやる」ことは、
子育てや教育の場ではおそらく、当然のように重視されます。
でも、自分が自分に対する態度を考えてみると、このことはかなり、おろそかにされることがあるようです。
まず、多くの人が「自分の要望・望み」を知りません。「やりたいことがわからない」人はたくさんいます。
また、所属する集団に溶け込めない・なじめないことに自責の念を抱き、
集団に合うように自分を変えたい、と思う人も少なくありません。
2018年下半期は、そうした「自分で自分を型にはめる発想」から、自由になれます。
言わば、いい意味で「型破り」な方向性を選択できるのです。
自分の話をよく聞いてやり、自分の望みを深く自問し、あらゆる可能性を探って、
あくまで現実的な行動の中から、誰も見たことのない景色へのルートを見つけ出すことができます。

この下半期、貴方の夢や望みは、夏の空き地に生い茂る草木のように、まるで野放図に生い茂るでしょう。
かつての貴方ならすぐにそれを「きちんと見えるように刈り込みたい」と感じるかもしれませんが、
今の貴方はそうではないはずです。
草むしりする前に、その草むらに幼い子どものように潜り込んで、
花を摘んだり、「秘密基地」を作ったりしたくなるはずなのです。
このような「遊び」は、大人になるとなかなか思い付きません。
「やりたいことがわからない」のは、「遊び方がわからない」こととよく重なります。
2018年下半期の貴方は、幼い子どものような冒険心、無邪気さ、遊びを思い付くアイデアを取り戻せます。
その中から、「やりたいこと」や新しい夢を見つけ出せるだろうと思います。
このような変化は、貴方ひとりで起こすことも可能だと思いますが、
おそらくは「新しい場・人間関係」の中で起こるのかもしれません。
これまで出会ったことのないような人々と、あくまで個人対個人の関わりを結んでいく中で、
貴方のアイデアや夢もまた、新しくなっていく、ということなのだろうと思うのです。

12.22-1.2 生まれの貴方

本当の「遊び」の中で見つかる、新しい情熱と使命。

じっと黙って座っていても、「自分らしさ」はなかなか、わかりません。もとい、試しにじっと座ってみたら「動きたくて仕方がない自分」を発見する人もいます。何がしたいのか、どう生きたいのか、それを見いだすのは大人になればなるほど、難しいことなのかもしれません。でも、この時期の貴方は何らかの形で、自分自身の真の要望を見いだすことができます。身体の中心から外界に向かってまっすぐ伸びるベクトルを、探し当てることができるはずなのです。その手段として有望なのは「遊ぶこと」です。幼い時はどんどん遊びを見つけられますが、大人になると「遊びに行こうよ」はたいてい、飲食をともにすることを意味します。でも、この時期は本気で「遊ぶ」ことができそうです。貴方にとって今もっとも魅力的な「遊び」が、貴方のやるべきことや社会的役割を見いだすキッカケになる気配があるのです。
7月から8月半ば、9月中旬から10月上旬は、経済面で熱い動きが起こりそうです。収入の途を開拓したり、大きな買い物をしたりする人も多いでしょう。ここでの奮闘は2、3年後の貴方の人生に、強いインパクトを与えます。数年後に始める冒険旅行の「旅費」を、ここから獲得することができるのかもしれません。9月から11月頭にかけて、仲間や友だちの愛に恵まれます。彼らのアイデアや遊び心、無邪気さや自由さが、貴方に新しい道を教えてくれるかもしれません。11月半ばから12月頭にかけて、コミュニケーションに熱がこもります。愛に追い風が吹くのは9月前半、10月下旬、12月です。

1.3-1.12 生まれの貴方

地殻変動の後に現れる、肥沃な美しい大地としての「生活」。

どんなに豊かな実りを恵んでくれる山河も、小さな人間には大災害でしかない地殻変動や火山噴火などで生まれたはずです。過去数年、「大災害」とはいかないまでも、貴方の生活は少なからず、足元からマグマがせり上がってくるような変化の中にあったかもしれません。激しい感情の噴出や、「こんなはずではない」といった焦り、過去の出来事への怒り、執着など、自分でも意外なほどの心の熱量に翻弄(ほんろう)されていた人もいるはずです。この下半期、そんな状況もそろそろ落ち着き、あの地殻変動がどのような結果をもたらしたかが、見えてきます。貴方の眼前に肥沃な大地や美しい風景が広がり、露出した岩盤に宝石の原石や金鉱がきらめいているはずです。貴方の生活という大地が持っている真のポテンシャルが、そこにむき出しになっているだろうと思うのです。
7月から10月にかけて、「人に恵まれる」時期となっています。新しい仲間に出会い、あるいは自ら創り上げたネットワークに身を置いて、その人たちとだからこそ追いかけられる夢を見つけられるでしょう。または、貴方の計画力や実行力が、仲間たちの描いている漠然とした夢に、確たる道筋をもたらすことになるのかもしれません。10月中旬から下旬、経済面で大きな動きが起こります。欲しいものが具体的になり、それを「勝ち取る」ための勝負に出られそうです。12月は熱い対話が生まれるかもしれません。また、この時期精力的に勉強し、あるいは旅をする人もいるでしょう。愛に追い風が吹くのは7月後半、9月末から10月、そして12月後半です。

1.13-1.19 生まれの貴方

長い「離脱」のプロセスを経て、いよいよ「約束の場所」へ。

過去2、3年、慣れ親しんだ重力圏から新しい宇宙へ飛び出そうとするような試みを、ずっと続けてきたでしょうか。あるいは、自分が個人として真の自由と幸福を得られるような「居場所」を、探し続けてきた人も少なくないはずです。2018年下半期、そんな脱出行が最終段階に入ります。「到達点は、このあたりかな?」という思いが胸に湧き、どんな小さな違和感でも埋めようという意思をもって、その場所をつぶさに探検する人もいるでしょう。新しい環境や立ち位置、人間関係などが、不意に貴方の心の真ん中に飛び込んできて、驚かされることになるかもしれません。理由やリクツはなくとも「確かに、ここだ!」と思える場所に、この時期、たどり着けるかもしれません。または、最終的に「約束の地」に到達するのは2019年の年初となるかもしれませんが、いずれにせよ、もう「その場所」のすぐ近くまで来ていることを、この下半期に多くの人が自覚するはずです。
7月、素晴らしい出会いに恵まれそうです。この出会いは少々不思議な経緯で実現する気配もあります。あるいは、長らくの知人の新しい面に出会い、関係性ががらりと変わる、といったことも起こるかもしれません。8月から9月前半は非常に忙しい時期となります。初夏に取り組んだことに「再挑戦」し、最終的な勝利を収める人もいるだろうと思います。9月下旬から11月上旬は、素晴らしい人間関係に恵まれるでしょう。新しい夢を見いだす人もいるはずです。愛に追い風が吹くのは7月末から8月上旬、9月下旬から11月上旬、そして年末です。

 

12星座別占い

Horoscope : Ishii yukari / Illustlation : Chihiro Yoshii

石井ゆかりプロフィール

ライター。星占いの記事やエッセイなどを執筆。『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『3年の星占い(全12冊)2018-2020』(文響社刊)も発売中。主宰WEBサイトは『筋トレ』http://st.sakura.ne.jp/~iyukari

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