2013年 おうし座の運勢(年運) - 石井ゆかりの星占い

情緒ある文体でつづられる12星座占いが大人気の石井ゆかりさんによる星占い。
「フィガロジャポン」本誌(毎号20日発売)で好評の星占い「星の伝言板」を2018年の12月分まで掲載。2019年1月以降は、「フィガロジャポン」本誌をご覧ください。
毎月1日に更新、石井ゆかりさんによる連載コラム「石井ゆかりの伝言コラム」はこちらから。

2013年の星占い

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おうし座   04.20 - 05.20

見知らぬものや価値観に出合う「未知との遭遇」の年。

2013年の牡牛座のテーマは「未知との遭遇」です。いろいろな意味で「出合ったことのないもの」「知らなかったこと」に取り組む時期となりそうなのです。牡牛座はどちらかと言えば「知っていること」の中で、安心して生きていきたいというところがある星座なので、見知らぬものに対しては強い警戒心を持ちます。ですが、この時期は不思議と、胸の中にフレッシュな好奇心が湧いてきて、気になるものに自分から近づいていく勇気に恵まれるはずです。さらに、奇妙な「縁」と呼びたいようなきっかけを経て、これから長い時間をかけてつきあっていける存在と関わるようになる人も少なくないだろうと思います。年の前半は経済的な面で、2012年から続けてきた努力をさらに前進させることになるでしょう。収入が増えたり、所有するものが増えたりするかもしれません。年の後半は、「動き」が大きくなります。旅行に出たり、習いごとに通ったりと、慣れない場所でたくさんのことを吸収しようとする動きが強まりそうです。また、人は誰でも「自分はこういう人間だ」という観念を、過去の経験にもとづいてつくり上げていますが、それを新しい価値観によって「解体」することができるかもしれません。

4/20-5/2 生まれの貴方

「夢」の形が「他者」によって変わる。

 「夢」は若い頃には「自分自身のもの」です。それが、年齢が上がり、他者や社会との関わりが深くなるに従って、徐々に「他者とのあいだに成立するもの」になってゆきます。2013年、牡牛座前期生まれの人は、そのことを強く意識することになりそうです。たとえば、パートナーを得て相手の人生を背負おうとしたなら「将来の夢」の形は、それまでとは大きく変わるでしょう。身近な人や出会った人から強い刺激を受け、あるいは相手の人生の一部を請け負うことで、貴方自身の夢が変わっていくのです。時期的には1月から3月、経済的に大きな前進がありそうです。4月中盤には「相手と自分の関係」の意味や内容が変化するかもしれません。夏には前述の「夢・希望」がぐんぐん枝葉を伸ばす出来事が起こるでしょう。10月末から11月中旬は、2008年頃から取り組んできたことを「仕上げる」ようなタイミングです。  愛情関係については、パートナーシップについてさまざまな角度から考えることになるでしょう。語り合えること、信頼し合えること、周囲の人間関係など、愛に「広がり」が生じるときです。恋愛に追い風が吹くのは4月中旬から下旬、7月下旬から8月頭、10月半ばから11月頭です。

5/3-5/12 生まれの貴方

「解り合う」ためのチャンスと、努力。

 「解り合う」ことは、誰もが求めているのに、非常に難しいことです。ちょっとしたことで誤解が生じたり、年代や価値観の差のために距離を縮められなかったり、劣等感と憎しみが入れ替わったり、依存心と愛情がすり替わったりと、自分自身の中でも、他者との間でも、あらゆるところに「解り合えないこと」が散らばっていて、その壁の前でずっと苦しめられるようなことも、珍しくありません。2013年、牡牛座中期生まれの人は、こうした「解り合えなさ」に立ち向かい、「解り合える関わり」をつくり出すことに成功するでしょう。とても大切な相手なのに解り合えない部分がある、と悩んでいた人にとって、2013年は大きく前進できる年となるはずです。時期的には、まず3月に、「解り合う」きっかけとなるような出来事が起こるかもしれません。あるいは、インパクトの強い出会いも訪れそうなタイミングです。3月下旬から5月半ばまで、経済的に大きな進展が望めそうです。8月から年末まで、豊かなコミュニケーションが育っていきます。  愛情関係については語り合い、学び合う中から、強い結びつきが生まれます。追い風が吹くのは4月下旬から5月中旬、8月上旬、11月です。

5/13-5/20 生まれの貴方

長い道のりのための糧と愛。

 「獲得する力」が強調される年です。特に年の中ほどに、心から欲しいと思っていたものを「ゲット」することができるのではないかと思います。これは、何かひとつの価値あるものを手に入れるということもあるかもしれませんが、それよりも「収入の道を拓く」「自分で掴めるもののボリュームを大きくする」「実力を身につける」というような意味合いが強そうです。つまり、この時期一瞬だけの「棚からぼた餅」ではなく、これからずっと掘り続けていける金鉱を発見するようなことではないかと思うのです。いわゆる「手に職をつける」形で技能を身につける人もいるでしょうし、これまでの自分への投資から徐々に配当を得始める人もいるかもしれません。時期的には5月から6月に、強いスポットライトが当たっています。ここで「勝負」をかける人が少なくないでしょう。  愛情関係については5月と年末に、かなり強い追い風が吹く気配があります。特に年末は、ドラマティックな愛の物語の始まりを経験することになるかもしれません。時期的には5月いっぱい、8月上旬から中旬、そして11月下旬から年末まで、情熱的な季節となっています。長い時間を見据えた愛を探す時期です。

3つの ターニングポイント

4/26

蠍座で月食が起こります。牡牛座の火星・太陽・金星が蠍座の月・土星と対岸に位置し、非常にインパクトの強い転機を暗示しています。大きな決断を下す人も多いでしょう。

5/10

牡牛座の日食です。この食は4月26日の食と併せて、非常にドラマティックな時間帯です。過去と未来が勢いよく切り離されるような、スピードとパワーに満ちた節目です。

11/5

支配星・金星が山羊座入りし、2014年3月上旬まで滞在します。遠い場所から愛が届くような、距離を超えて光が届くような時間です。向学心が高まる時期でもあります。
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12星座別占い

Horoscope : Ishii yukari / Illustlation : Chihiro Yoshii

石井ゆかりプロフィール

ライター。星占いの記事やエッセイなどを執筆。『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『3年の星占い(全12冊)2018-2020』(文響社刊)も発売中。主宰WEBサイトは『筋トレ』http://st.sakura.ne.jp/~iyukari

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