石井ゆかりの星占い

2021/10/4 - 10/10

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
今週は、6日に天秤座で新月が起こり、7日に金星が蠍座から射手座へと移動します。どちらも金星がらみ(天秤座は金星の支配星)で、キラキラした雰囲気のタイミングです。夕方、わりと高い所に金星が見える「金星の見ごろ」でもあり、金星のキラキラを目でも心でも楽しみたいタイミングと言えます。

6日新月は「スタート」のタイミングですが、今は水星が同じ天秤座で逆行を続けており、「スタートダッシュ!」感は薄いかもしれません。それでも、新しい戦局が見えてくる、新たな状況に立ちいたる、という節目感はビシビシ感じられるでしょう。今回は月と太陽に火星と水星が絡みつくような、4星がダンゴになった新月で、さらに天王星というパンチの効いた星も「変化」を示すインコンジャンクトを組んでいます。天王星のある位置も金星支配の牡牛座ですから、人々の協力関係やパートナーシップ、特に「敵味方」「旗幟(きし)」に、独特な変化が起こる、という読み方もできるように思われます。火星は闘いの星ですので、「新たな戦局」感が強いのですね。ただ、前述のとおり水星が逆行中なので、「振り返りの中で新しいことが出てくる」といった、ちょっと複雑な表れ方をする可能性があります。過去の中から未来が出てくる、懐かしさの中に新鮮さがたちあらわれる、といったミラクル展開になるのかなと思います。たとえば、長旅のあとで自宅に帰ると、家がとても新鮮に感じられます。「新しい生活を始めるぞ!」みたいな気分になる人もいると思います。長く関わらなかった相手と再会し、新たにタッグを組む、といった時も、独特の新鮮さとおもしろさが感じられることがあります。今週の形から、そんな現象が思い浮かびました。

翌日7日は金星の射手座入りで、これはスカッと晴れるような、すがすがしい雰囲気の動きです。金星は蠍座ではちょっとゴチャゴチャするというか、コントロールがしづらいとされています。過剰になったり、過度に隠されたりと、愛や欲望が乗りこなしにくくなる感じの配置なのです。今回は特に土星・木星とスクエアの位置関係でもあったため、混乱が増幅しやすいイメージもありました。この9月11日に蠍座入りした金星が、この7日に射手座に抜けてゆくと、愛やお金に関すること、あるいは欲望、フィジカルな問題などが、ふわっと軽く、扱いやすく、スムーズになっていくのではないかと思います。こじれた問題も解決に向かうはずです。これまでクローズドな世界で進んでいたことが、ぽんとオープンになる、といったこともあるかもしれません。

今週はそんな感じです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



公式サイト「石井ゆかりの星読み

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