石井ゆかりの星占い

2021/11/15 - 11/21

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
今週は19日、牡牛座で月食が起こります。月食は「特別な満月」です。今回は部分月食なのですが、かなり食分が深く、赤く光る神秘的な月を日本でも見ることができそうです。
くわしくはこちらをどうぞ。
https://www.astroarts.co.jp/special/20211119lunar_eclipse/

牡牛座の満月(月食)は、それだけでとてもボリューム感がありますが、今回は木星とスクエア、冥王星とトラインを組んでおり、さらにボリュームたっぷり、ナカミぎっしりの配置になっています。盛りだくさんで、大盤振る舞いで、とても気前がいいイメージです。大きなお皿にどーんとご馳走がのっているような、それをみんなで囲んでいるような(今はまだ、現実にはそうしたことが難しい状況なのですが、イメージです)、そんな雰囲気の満月です。みんながお皿を囲んだところで、ちょっとしたサプライズが発表され、状況が大きく変わる! といった展開もあるかもしれません(イメージです、イメージ)。

世の中的には、経済、金融、物流といったテーマにおいて目立った変化が起こるかもしれません。蠍座・水瓶座・牡牛座のTスクエアの位置関係ですので、「本来なら変化しようもないようなことが、不可逆的に変わっていく」「長い時間をかけて水面下で蓄積されてきた変化の条件が積もり積もって、変化が誰の目にも見える形で顕現する」といったことが起こるのかもしれません。絶対変わりそうもない頑固な人が、突然意見を変える! といったドラマティックな雰囲気の節目です。

「百聞は一見にしかず」と言いますが、たとえば「今までずっと叫ばれてきたのにまったく効果がなかった意見が、ある象徴的な出来事をきっかけに、突然マジメに受け取られるようになる」というような変化が起こるかもしれません。「数字を出したらわかってくれた」「絵に描いたら理解してくれた」「模型を作ったらすんなり受け入れられた」等々、今まで聞く耳を持たなかった人が突然興味を示すのは、何かはっきりしたものが「見える」からで、今週はまさにそんな「見える」ものがあるタイミングなのかな、と思いました。

今週はそんな感じです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



公式サイト「石井ゆかりの星読み

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