石井ゆかりの星占い

2022/5/30 - 6/5

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
今週に入る直前、金星が牡牛座に入り、30日に双子座で新月が起こり、3日に逆行していた水星が順行に戻ります。それぞれ、とてもフレッシュでストレートな、素直な印象の動きだなと思います。ややこしさが解きほぐされていくような、停滞感や混乱が解消していくようなイメージの動きなのです。

金星は先週、28日に牡羊座から牡牛座に移動しました。金星は愛と平和の星なので、闘いの星座・牡羊座ではちょっと調子が出にくいとされています。一方、牡牛座は金星の「自宅」のような場所であり、もっとも持ち味を出しやすい場所なのです。愛や人間関係に関すること、経済活動に関することで、物事が「スムーズに、ストレートに流れ出す」「調子が良くなる」のを感じられるかもしれません。

30日、双子座の新月は「スタート」のタイミングです。このほど牡羊座に入ったばかりの木星・火星と60度を形成し、とてもアクティブで力強い、骨っぽい雰囲気のスタートラインです。牡羊座は前述のとおり「闘いの星座」で、双子座は知性、移動、ビジネス、コミュニケーション、そして嵐の星座です。熱い議論が沸き起こったり、何かしら注目を集めるニュースが出てきたりするかもしれません。みんなが論争に巻き込まれていくような展開もあるかもしれません。

5月10日から逆行していた水星が、3日に順行に戻ります。この間、停滞していたこと、混乱していたことがあれば、この3日までに正常化しそうです。特にコミュニケーションに関すること、ビジネスに関すること、金融や流通に関することについて、「流れ出す」感じがあるかもしれません。「声を上げられるようになる」という展開も考えられます。

今回水星が順行に移る場所は、冥王星、土星、海王星などと強い位置関係にあります。長い時間をかけて展開してきた大きなテーマが、ここで「新しい議題になる」可能性もありそうです。

ちなみに、土星と海王星は1日に30度を組みます。さらに、土星は5日から逆行を開始します。これらの動きも「長期的なテーマの潮目」を感じさせます。これまで封じ込められていたものが表に出てくるとか、漠然と進行していたことが注目を集める、などの展開があるのかもしれません。ものごとは、「大きければ大きいほど、見えない」ところがあります。小さな事は気になってあれこれ話題にしても、大きすぎることだと「もう取り組んでも無駄だ」という諦めの気持ちが湧いてくるのです。でも、今週はそうした「諦め」に、なんらかの衝撃が走るかもしれません。「もしかしたら、諦めなくてもいいのかもしれない」という微かな希望の光が、少し意外な所からさし込むのかもしれません。

今週はそんな感じです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



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