石井ゆかりの星占い

2022/6/20 - 6/26

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
今週は星の移動がふたつあります。21日は夏至、つまり太陽が双子座から蟹座に移動します。1年でいちばん「日が長い」日です。日本では梅雨時にあたるため、「燦々と降り注ぐ太陽光」の恵みは感じにくいタイミングなのですが、実際には1年で最も「光の多い」日、明るい日なのです。この「明るさ」ゆえに、蟹座と獅子座は月と太陽を支配星としている、と言われます。植物は日光を受けて光合成し、生きる力を得ていますが、人間もまた、この時期はたくさんの生きるための力を蓄えられる時なのかもしれません。太陽は意志と行動、精神の核となるものなどを象徴すると言われます。惑星たちは太陽光を受けて輝いているわけで、どの星座にある時もその時々の太陽を「受け取って」いるとも言えます。小学校の教室に「やる気・元気・勇気」という言葉が掲げられていたことがありましたが、これは太陽っぽいなと思います。なんとか、元気を出したい時だなと思います。

金星は23日に牡牛座から双子座に移動します。その直前に、山羊座冥王星と120度を組みます。この配置はとても濃密な、ナカミの詰まった豊かさを感じさせます。強大な価値、財の力、欲望の力のイメージです。愛もまた、この時期は深く濃くなりそうです。物語は、誰かが何かを望むところから始まります。誰も何も望まない時、何事も起こらないものだろうと思います。今週前半の「望み」は、力強い物語を起動するような力を持っているようです。

双子座入りしている水星は、牡羊座の木星とセクスタイルを組みます。とても饒舌な配置です。開かれた熱い議論、古いあり方を自由に解体していくようなコミュニケーションを感じさせます。対話の「量」、そして「熱量」が抜群に多くなりそうなタイミングです。先週の14日、射手座満月と水星双子座入りが重なりましたが、そこで「開通」したチャネルを目一杯に使っていくような時間帯です。

今週はそんな感じです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



公式サイト「石井ゆかりの星読み

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