石井ゆかりの星占い

2023/3/27 - 4/2

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
「2023年のクライマックス(のひとつ)」である3月の大イベントがあらかた完了し、今週は「とうとう、新しい時間にダイブしたぞ!」という刷新感、後戻りできない不可逆感に満ちています。新しい闘いが始まり、新しいものを手にし、新しい感覚で、新しい場所で、新しい心で前進するしかない時間、と言えそうです。

牡羊座に3星、ここは盛大に盛り上がっています。牡羊座自体が「始まりの星座」で、そこがグリグリと光に満ちているこのタイミングは、年度替わりという以上に10年、20年くらいのスパンでの「刷新」が起こりやすくなっています。長く続けた習慣や慣習がぱっと変わる可能性があります。新しいパワーが台頭し、「新旧入れ換え」的な流れが強まりそうです。

牡牛座で金星と天王星が重なるのも、今週の特徴です。金星は牡牛座でパワフルになる星で、天王星は突発的・革新的な変化を象徴します。何か直球ストレートに「もうこれは、変えるから!」と言われてはっとする、みたいなことがあるかもしれません。たとえば、カーテンがかわるだけでも世界がガラッと違って見えるようなことがありますが、今週はそんな現象も多く起こるのではないかと思います。

さらに印象的なのが、魚座に入ったばかりの土星と、蟹座に入ったばかりの火星のトラインです。この形は「竹を割ったような」の反対、という感じで、どろっとしています。怒りや不満が不完全燃焼でぶすぶすと煙を上げ、その煙に皆が気づいて結果的にすごく注目される、みたいなイメージが浮かびます。なんでも論理的に論理的にと言われる世の中ですが、現実を動かしているのは、実は理屈ではなく感情です。「物事が感情で動いている」ということを誰も認めようとはしませんが、実際には感情で動いているのです。不安も、恐怖も、妬みも、プライドも、怒りも、みんな感情です。そのことを不承不承でも認めた人から、この不完全燃焼を「一抜けた」できるのかもしれません。そして「一抜けた」人から順に、このトラインの絶大なるポテンシャルを建設的な形で使う可能性を掴めるのだろうという気がします。

今週はそんな感じです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



公式サイト「石井ゆかりの星読み

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