石井ゆかりの星占い

2023/5/8 - 5/14

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
今週は金星が蟹座に入り、ふわっと柔らかい雰囲気が出てきます。水の星座に土星、火星とマレフィックが集まっていたところに、愛と快美と豊かさの星・金星が入って、なんとなく緩む感じがあるのです。蟹座入りした金星は、魚座の土星とトライン、牡牛座の水星とセクスタイルを組みます。たとえば、これまですごく機嫌が悪かった人が、ちょっと機嫌が直ったんじゃない? みたいな流れになるかもしれません。あるいは、「仕事ばっかりだったけど、ちょっと休みもいれようか」といった余裕が出てくるのかもしれません。悩んで考え込んでいた状態から、「仕方ない、ちょっとお茶でも入れて、甘いもんでも食べるか」という切り替えが起こり、そこから新しい流れが生まれる、といったことが考えられるのです。

金星と火星が蟹座に同座し、魚座にも2星で、さらにエモーショナルな雰囲気が強まります。とはいえ土星、海王星はどちらかといえば伏せる感じの星ですし、火星も蟹座ではぐるぐる回っている犬のような感じもあります。ですが、ここへの金星入りで、ちょっと解放感が出る感じがします。表に出にくい形で増幅していたエモーションが、「出てきていいよ!」の肯定的な声のもとに、どーんとあふれ出す!みたいなこともあるのかもしれません。

太陽と天王星のコンジャンクションも、今週のポイントです。太陽は意思と行動、天王星は革命の星で、何かしらぽんと「変える」ことができる時かなと思います。ずっと密かに仕込んできた花火を打ち上げる!みたいなことが起こりそうなタイミングです。先週の蠍座の食もそうだったのですが、牡牛座は一朝一夕に起こることではなく、長い間の積み重ね、継続性を司る星です。なので、ここで起こる突発的変化は、長く仕込まれてきたことか、または、ここから不可逆的にずっと続いていくこと、という条件を含む感じがあるのです。強い意志を持って「改革」できることがあり、さらに来週以降木星が入ることで、その変革の流れが大きな軌道に乗る可能性があります。

少々フライングですが、来週は水星順行、木星イングレス、新月で、節目感がバリバリあるタイミングです。その「直前」の今週は、「最後まで粘り強くやりきる!」みたいな雰囲気が漲っています。昨年半ばからの一連の取り組みを振り返り、「最後の詰め」「もう一踏んばり」を考えたい、そんな濃いパワー感のあるタイミングです。アスリートへのインタビューなどで「もう、最後は気持ちで行きました!」という言い方がありますが、蟹座の2星を見ても「最後は気持ちで!」というフレーズが、今週は合ってるのかなという気がしました。

今週はそんな感じです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



公式サイト「石井ゆかりの星読み

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