石井ゆかりの星占い

2023/5/22 - 5/28

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
15日からの水星順行、木星・太陽のイングレス、新月、火星イングレスという節目のオンパレードを抜けて、ホッとひと息つけるような週です。特にこの時期は、21日に火星が蟹座から獅子座に移動し、これまでのグルグル渦巻くような妙なエネルギーが、あるべき方向性を見出して安定的に流れ出し始める感じがあります。どっちに向かっていいかわからず暴れ回っていた、みたいな感じだった人も、今週は「ちょっと落ち着いて、ひとつひとつステップを踏もう」「ちゃんと王道に立ち返ろう」といった気持ちの切り替えができそうです。

今週はいろいろなアスペクトが結ばれる、ダイナミックな時間でもあります。まず、火星と木星、そして冥王星が大きくTスクエアを組みます。かなりパワフルな配置です。特に週頭は太陽の調停も重なる形で、野心や意志を持って堂々と進んでいく迷いのない動きが感じられます。太陽はそのまま土星のスクエアに向かい、ここも非常に意志や問題意識、目的意識の強い形です。バキバキドカドカしています。大きくて重量のあるものがゆっくり動いていて誰にも止められない!みたいな「進撃」感があります。

さらに、金星と天王星のセクスタイルもおもしろい形です。ある種の純情さ、純粋さゆえの突飛なアクションみたいなイメージが湧きます。こなれていないからこその発想、素朴さから出てくる新鮮さが、閉塞感を打開する鍵となるかもしれません。

「どっしり安定する」というと「動かない」イメージがありますが、今週は、安定はしていても「動く」時間と言えます。象の群れが前進していくような、大きな岩を少しずつ動かしていくような、簡単には進路を変更したりできない重厚な物語が展開していく時間帯です。

今週はそんな感じです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



公式サイト「石井ゆかりの星読み

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