石井ゆかりの星占い

2023/6/5 - 6/11

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
今週は5日、金星が蟹座から獅子座に移動します。獅子座にはすでに火星が待っており、獅子座が「愛と情熱!」の時間に入ります。他の星座の人にとっても、愛と情熱が同じ方向を向くため、楽しみながら頑張れる、うれしい気持ちで燃え上がる時間となりそうです。ひとつの方向にガンガン打ち込む喜び、夢中になって取り組む没入感を味わえそうです。
また、獅子座は「表現」の星座です。プレゼンテーション、自己表現を求められる流れが生まれるかもしれません。普段あまり気持ちを表さない人、意見があっても引っ込めがちな人も、今は思い切ってガツンと「表す」ことをすると、状況が好転するかもしれません。

週末11日、水星が双子座へ、冥王星が山羊座へ、それぞれ移動します。牡牛座と双子座の境目、山羊座と水瓶座の境目でトラインを組みながらすれ違うような動きで、大変おもしろい形です。星座と星座の境目はグラデーション的だと捉える人もいますが、春分秋分や夏至冬至、ボイドタイムなどのように、境目をかなりくっきりぱっきりしたものとして捉える考え方も多いのです。星座と星座の境目は、対照的な世界観の「飛躍」の場所であり、境目の前後は固有のクセのようなものがある、とも考えられます。冥王星は山羊座に戻る動きとなりますが、長期的には水瓶座に移動する時間のなかにあり、このトラインのポイントは双子座-水瓶座のラインと言えるかもしれません。ただ、冥王星は火星のハイアー・オクターブで、火星は山羊座でイグザルトとなるため、双子座でオウンサインの双子座とあいまって、「星同士が強くなろうとするその境目でのトライン」という点を特徴として捉えることもできるように思います。いずれにせよ、冥王星は「隠された支配的な力」を、水星は「アナウンスと移動」を象徴します。何かしら強いニュースが流れるようなシチュエーションがあり得るのかな、という気がします。
個人の生活の中では、何か「知りたいこと」が出てくるかもしれません。あるいは「言いたいこと」にスイッチが入るかもしれません。さらには、時間をかけて真剣に掘り下げてからでなければ説明責任を果たせない、みたいなシチュエーションもあるのかなと思います。

2008年頃から山羊座にいた冥王星が何度か水瓶座と山羊座の境目をうろうろし、完全に移動を完了するのは2024年11月です。この「移動完了」まで、粘り強く取り組めることがあるのかもしれません。冥王星は強い衝動、野心、欲望の星です。「まだ食い足りないところがある」「まだまだ欲しいものがある」という思いを胸に、(これは星座別の記事でも使ったのですが)いい意味で「諦めの悪い」自分を粘り強く生きてみたい時間帯です。

今週はそんな感じです。

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest

石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



公式サイト「石井ゆかりの星読み

いいモノ語り
パリシティガイド
Business with Attitude
フィガロワインクラブ
BRAND SPECIAL
Ranking
Find More Stories