石井ゆかりの星占い

2023/6/26 - 7/2

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
6月11日に双子座入りしたばかりの水星が、27日、蟹座に移動します。水星がビュンビュン速く動く時期なのです。蟹座にはすでに太陽が待っていて、魚座にも土星・海王星が位置しているのでこれで水の星座に4星、ジャブジャブしてきます。水の星座は感情、共感、融合などを象徴する世界です。エモーショナルな雰囲気がみなぎってきます。
とはいえ、星のラインナップは海王星以外、それほどウェットではありません。ゆえにこの時期は、「自分は論理的で、冷静で、すごくシャープだ!」と感じるような場面ほど、実は「感情的になっている」可能性があります。一方「ここは理屈と計算で考えなければ」というようなシーンでは、実は「気持ち・心・ハート」で結論を出したほうが適切だったりするかもしれません。「情報」という言葉にも「情」が含まれています。そこにどういう気持ち、動機、願い、欲望があるのかということを見失っていない側が勝つ、みたいな感じがあるのです。

引き続き、獅子座に火星と金星が同座しています。火星は来週抜けていくので、両者が獅子座に並ぶ時間もそろそろ終盤戦です。愛と情熱を燃やし、肯定的に、創造的に生きること。ちゃんと主張し、表現すること。ドラマティックであること、人の目を惹きつけること。こうしたことに強いスポットライトが当たっています。何かハデな、演劇的な出来事がセンセーショナルに耳目を集めたとして「それは誰が、何を意図して演出しているのか」「どうしてそういう演出になるのか」を立ち止まって考えることが、今はいつも以上に重要なのかもしれません。

今週はそんな感じです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



公式サイト「石井ゆかりの星読み

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