今日のプチデジュネ、デジュネ、ディネ。#07 目の疲れをケアするおいしい工夫を、日々の食卓に。
Gourmet 2020.05.12
外出自粛が続き、誰もがおうちご飯を作る機会が増えているはず。
料理上手なあの人は、どんなおうちご飯を作っている? フィガロでおなじみの料理家やフードコーディネーター、フードライターたちが、とある1日のプチデジュネ(朝食)、デジュネ(昼食)、ディネ(夕食)を紹介します。今回は、「心と身体を元気にする、薬膳レシピ」を連載中のちづかみゆきさん。ボストンで暮らすちづかさんによる、外出禁止時期ならではの工夫、ぜひ参考にしてみてください。
写真・文/ちづかみゆき(美容薬膳研究家)
petit déjeuner
以前からウィークデーはフルーツ入りヨーグルト、週末はそれ以外のものがメイン。外出禁止令が出るまでは焼きたてのクロワッサンやベーグルを朝から買いに出ていたのですが、このところはパンケーキ率高し。卵1個、ヨーグルトとミルク各大さじ2を混ぜ合わせたところに、薄力粉50g、きび砂糖大さじ1、塩少々、ベーキングパウダー小さじ1を合わせて。目の疲れが気になるので潰したブルーベリー(80g)入り。コロナ太りも気にせずバターとメープルシロップを添えました。
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déjeuner
今日はスープランチ。食が唯一の楽しみ⁉なこのところの食べすぎをリセットするために、「半作り置き」や残り野菜を総動員。煮崩れても気にせず弱火でほったらかしにし、消化によいものを大量に仕込みます。食べる時に落とし卵をしてタンパク質を補います。今回は前回記事の「豚肉と白インゲン豆」をベースに豚肉はほぐし、カットトマト缶、セロリ、タマネギ、ニンジン、シイタケ、ダイコン、長芋をプラス。あとは水と塩で調えて。
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dîner
ご近所で手に入る魚の種類が少ないため、自分で粕漬けにして常備。和食の場合は小さめの焼き魚がメイン、という日も多いです。今日はサゴシ(サワラの小さなもの)の粕漬けに作り置き数種と、その簡単アレンジを並べました。コラムでもご紹介した「豚ひき肉、シメジ、クコの実のジンジャーオイスター炒め」は目の疲れのために考えた常備菜。今晩はスナップエンドウをさっと茹でてカットし、混ぜ込んでみました。
美容薬膳研究家。国立北京中医学大学日本校(現 日本中医学院)にて薬膳を学び、国際中医薬膳師資格を取得。上海にて活動後、東京に戻り季節の薬膳、美容の薬膳を中心とした薬膳料理教室meixue(メイシュエ)を主宰。現在は東京とボストンを行き来しながら雑誌、企業へのレシピ提供やイベント講師などを務める。
http://meixue.jp
Instagram: www.instagram.com/miyukichizuka
photos et texte : MIYUKI CHIZUKA