英国式ティータイムで、ゆるりと過ごす昼下がり。 ストレートティーと、イギリス生まれの焼き菓子と。

Gourmet 2020.12.03

とっておきの紅茶とお気に入りのティーカップ。それぞれに焼き菓子やグラススイーツを合わせたら、ちょっぴり優雅なティータイムの始まりです。

with HOT TEA

アフタヌーンティーの基本は温かいストレートティーから。柑橘系やしっかり焼き込んだお菓子には、風味豊かな一杯を。

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オーブン料理が主流な国だけあり、家庭で作られる菓子も“ベイク”が基本。クラシックなお茶会にはエリザベス女王のお姿も。レトロな花柄のホーンジーのカップ&ソーサートリオ¥7,700/アンティークショップHandle ガラスケーキドーム¥8,250、ガラスケーキスタンドS ¥7,700、M(参考商品)、フォーク各¥2,750、積み重ねたプレート上から4枚目から各¥4,400、キャロットケーキ後ろのミルクピッチャー手前¥5,720、奥各¥4,950、花を生けた水差し¥27,500、ティースプーン各¥1,485、ミルクを入れた右端のミルクピッチャー¥5,720、ケーキサーバー¥7,480/以上ブラウニー アンド ティールーム バーレイのグレー小花プレートS ¥3,300、M ¥3,960、ティーポット(3~4カップ)¥17,600/以上タスマンインターナショナル その他/スタイリスト私物

1|レモンドリズルケーキ

ドリズル(滴る、垂れる)という名前のとおり、表面を覆うレモン果汁のアイシングがポイント。しっとり口どけのいい生地から時折現れる、レモンシロップの甘酸っぱい味にキュンとなる。
φ15㎝ ¥2,592/ベリーズティールーム tel:03-5930-9395 www.berrystearoom.com

2|ヴィクトリアサンドイッチケーキ

ヴィクトリア女王が愛した、通称ヴィクトリアスポンジケーキを小さなマーガレット形にアレンジ。キメの細かい生地とラズベリージャムがフィット。ほんのり香るバニラが上品。
1個 ¥302 /マーガレット・ティーケイクス tel:080-1399-3473 https://marguerite-teacakes.com ※単品販売は店頭のみ。通販では数種類のお菓子が入ったおまかせセット(¥1,800〜+送料)で販売。

3|キャロットケーキ

ニンジンのほか、リンゴやプルーン、ココナッツ、スパイスがぎっしり詰まったケーキ。複雑で豊かな味を、クリームチーズのフロスティングが優しくまとめる。
φ15㎝ ¥3,510/ミーガン バー&パティスリー tel:03-5962-7648 https://megan.jp

4|ベイクウェルタルト

イギリス中部のベイクウェルで誕生。アーモンドスライス、アーモンドクリーム、ラズベリージャム、タルトを重ね、食べるとナッティな香りが口いっぱいに広がる。すっきりとした紅茶によく合う。
φ18㎝ ¥2,808/ベリーズティールーム

5|レモンポセット

レモンの酸味に生クリームのムースが寄り添う。
レシピ提供はスリーティアーズ tel:03-6451-2710 https://three-tiers.tokyo

【 Recetteレモンポセット 】

<材料(4人分)>
生クリーム 250ml
牛乳 55ml
グラニュー糖 70g
レモン汁 15ml
レモンカード(市販のもので代用可) 75g

<作り方>
1. ショットグラスにレモンカードを入れる。
2. 鍋に生クリーム、牛乳、グラニュー糖を入れて沸騰直前まで熱し、その後、弱火で3分ほど火にかけておく。
3. 火からおろしてレモン汁を加えて漉す。
4. 3をショットグラスに流し込む(グラス1本につき35g目安)。
5. 冷蔵庫で2~3時間冷やす。
6. お好みで飾り付けをする。写真は、クレームシャンティ(生クリームに砂糖を加えて泡だてたもの)を絞り、フィーユやチュイール、レモンピールを添えたもの(すべて分量外)。このほか、レモンゼストをちりばめてもいい(その場合は、皮に塩を付けてよく洗ってから使用)。

【 Recommended 】

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1〜2月には乾いた風が吹く、スリランカ山岳斜面で育つ茶葉。フラワリーな香りと深い味わいが楽しめる。
「ハイクオリティシーズン ディンブラ」100g ¥1,400/紅茶専門店ディンブラ tel:0466-26-4340
www.dimbula.net

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ベルガモットオイルと、天然のオレンジ果汁で香り付けすることですがすがしい風味に。
「アールグレイオレンジ&ティーブロッサムズ」缶 100g ¥3,240/カメリアズ ティーハウス ロンドン tel:011-596-6790
www.camelliasteajapan.com

新宅久起 Hisaki Shintaku
スリーティアーズ オーナー
アフタヌーンティー専門サロン「スリーティアーズ」オーナー。イギリスのエキスパートとして、編集、催事、イベントなど幅広い分野で活動を行う。

*『フィガロジャポン』2020年8月号より抜粋

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本場英国式のお茶会が楽しめる、築80年の洋館。

photos : SHINSAKU KATO, stylisme : KAORI MAEDA

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