クリエイターが集まる、イマドキ東京スポット。 【東京案内2019】豊かな表情を持つ、うつわと出合う。
Interiors 2019.06.09
古道具店「はいいろオオカミ」のオーナー、佐藤克耶さんがおすすめするのは、ふたりのオーナーの感性で選ばれたうつわと出合えるギャラリーショップ「水犀」。
水犀 - 蔵前 -
広告業界でデザイナー、フォトグラファーとして活躍する女性ふたりが今春オープン。古いビルの一室を改装した空間は、企画展とイベントを行うギャラリーと、うつわをメインに販売するショップを兼ねる。「惚れ込んだ作家たちの作品を使う人に繋げたい」とセレクトしたうつわは、どれも独特の存在感。長い間“モノ”を見続けたふたりが選んだ、新たな才能と出合える場所だ。
推薦人
佐藤克耶 はいいろオオカミオーナー/建築士
Katsuya Sato
僕自身は作家に詳しいというわけではないけれど、オーナーふたりが選んだモノたちの中に、僕を力強く惹きつける出合いがあるんです。
天井が高く、自由に空間を使えるギャラリースペース。作家と客、客同士のコミュニケーションスペースにも。月に1企画が目安。
佐古馨の花器は、木の個性を生かした力強さ。¥86,400
人気のキムホノ作。食事が楽しくなるような温かみがある。左から、∅24㎝¥16,200、∅16㎝¥4,320
豊かな表情を持つさまざまなうつわが、オーナーふたりにかかればひとつの空間にしっくりと収まる。真鍮製のレジカウンターは圧巻。
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※『フィガロジャポン』6月号より抜粋
photos : JUN HASEGAWA, texte : MEI HOJO, collaboration : TOMOKO OGAWA