栄養士に聞く、年始に陥りがちな3つの間違い。
Lifestyle 2025.01.22
新しい年の始まりは、食習慣やライフスタイルの変化を決意する時期でもある。栄養士のヴィオレット・バボチャイが、陥ってはならない落とし穴について説明する。
photography: pocketlight / Getty Images
2025年、健康に気を配り、ゼロから再出発したいなら、守るべきルールと避けなくてはならない落とし穴がある。食生活と運動について、栄養士ヴィオレット・バボチャイは1月12日、インスタグラムの動画投稿の中で、年始に避けるべき3つの間違いを挙げている。
デトックスもダイエットも不要
年末年始の暴飲暴食の後、多くの人は身体を「浄化」しようとするが、彼女は「デトックス」は必要ないと言う。なぜなら、身体は自然と毒素を排出するからだ。「シャンパンを飲んだり、ガレット・デ・ロワを食べたからといって、毒素や不純物が身体に溜まるわけではありません」と彼女は指摘する。
「体内で生成された老廃物は、腎臓や肺、皮膚、そして肝臓によって排出されています」。彼女は「デトックス」と銘打ったサプリメントやお茶、ジュースのような製品を避けるようアドバイスする。「科学的に効果が証明されているわけではなく、それは単なる売り文句です」
または、ジムに通い始めたり、ジョギングを始めたりすることを決意した人もいるかもしれない。こうした活動が楽しいと思えるのであれば、素晴らしいアイデアだ。だが、もしそうじゃないなら、無理をしても意味がない。
バボチャイはこう話す。「日常のルーティーンにするために大切なことは、その活動を楽しむことです」。モチベーションを維持するために、自分が心からしたいと思えるものを選ぼう。
最後に、年始と言えば、「ダイエット」と結びつく。その罠にはまってはいけない。「体重を落としたり、健康や幸福感を高めるために食生活を180度変える必要はないのです」。
たとえ小さな変化であっても、積み重ねれば大きな効果が得られるものもある。「好きな食べ物を我慢したり、その過程で苦しい思いをしなくても、結果を得られる方法はあります」
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text: Shapnam Mougammadou (madame.lefigaro.fr) translation: Shion Nakagawa