猛暑の時期には避けるべき3つのこと。
Lifestyle 2025.08.08
襲い来る熱波は、私たちに極端な気温への適応を強いる。そして、暑い毎日のなかでは、避けるべき行動もある。医師のジミー・モハメドが、7月1日のインスタグラムへの投稿でいくつかの事例を挙げている。
photography: andreswd / Getty Images
フランスのほぼ全土で猛烈な暑さへの警報が出されている。猛暑は身体に大きな負担をかけ、疲労や熱中症、脱水症状の危険性を高める。外の気温への適応も重要だが、医師のジミー・モハメドは、インスタグラムの投稿で酷暑の時期に避けるべき3つの行動を紹介している。
---fadeinpager---
ランニング
まず避けるべきは、屋外でのランニングだ。灼熱のなかで身体を動かすことの主なリスクは、熱中症、すなわち命にかかわる高体温だ。
「暑さとともに大気汚染やアレルゲンが多く発生すると、空気の質が悪化することで気分が悪くなり、熱射病(重度の熱中症)で入院することにもなりえます」と医師は言う。スポーツは早朝や深夜など、涼しい時間帯におこなうべきだろう。
古いボトルから水を飲む
車の中や、ベッドサイドのテーブルに置きっぱなしにされていたペットボトルから水を飲んだことがある人もいるだろう。暑い時期には「非常に良くないことだ」とモハメドは言う。「熱によってプラスチックから微粒子が水に溶け出し、それを摂取することで、内分泌かく乱物質を含むマイクロプラスチック汚染に繋がります」
---fadeinpager---
アルコールの摂取
暑いときに飲むアルコールは身体の大敵だ。「脱水症状を起こし、抗利尿ホルモンを阻害します。それによって尿量が増え、さらに脱水し、ミネラルも失うのです。暑さへの反応や危険への認識も鈍くします」と列挙する。
飲み物に関して言えば、水に勝るものはない。過去の記事で医師のファイザ・ボッシーは、水に飽きないよう、レモンやミント、バジルでの風味付けをおすすめしていた。
From madameFIGARO.fr
text: Marie-Thérèse Lawson (madame.lefigaro.fr) translation: Shion Nakagawa