大切な人との「別れ」が近づいていることを示す、9つの兆候とは?

Lifestyle 2026.01.06

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これまでに取材した夫婦カウンセリングやカップルセラピーの専門家の意見を集大成。ふたりの状況を踏まえた上で、危険な兆候を見極め、関係修復の糸口を探ろう。

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別れる寸前であることを示す9つのサイン。photogpraphy: Catherine Falls Commercial / Getty Images


1.ただの同居人になっている

時間が経つにつれ、いつの間にか「生活空間」しか共有していない状態になっていないだろうか。この現象は「ルームメイト症候群」と呼ばれる。パートナーなのに、「健全なカップルにあるべき親密さに欠け、ただ責任を分け合う同居人のような状態です。親友や恋人ではなくて、"同じ空間にいるだけの存在"になってしまっているのです」と米国の心理学者マーク・トラヴァースは2024年11月に「サイコロジー・トゥデイ」の記事で分析している。具体的にどんなことが起きるかと言えば、日常の大半を別々に過ごし、事務的なやり取り以外、会話すらない。愛情表現や性的関係は極端に少ないか皆無だ。要するに「同じ屋根の下で暮らす他人と化している状態」だと心理学者は言う。うちもこんな状態という場合、まずは考えてみよう。2人とも状況を自覚しているのか、状況を変えたいと思っているのか、どうすれば改善できるのか。専門家に相談することで関係修復が可能になる場合もある。

2.相手と関わりたくない

心理学者マーク・トラヴァースは、2024年9月にも「サイコロジー・トゥデイ」に記事を寄稿し、危機に瀕した結婚生活における4つの有害な行動を特定している。記事のベースになっているのはワシントン大学名誉教授で心理学者のジョン・ゴットマンの研究だ。有害行動のひとつが「相手を避ける」こと。つまり相手と一切関わりたくない態度だ。相手の視線を避け、話を聞かず、それを隠そうともしない。家庭外活動に過剰に没頭する。こんな態度では「問題解決や和解は到底おぼつきません。このような仕打ちを受けては、相手と話しあう余地が全くなく、関係修復のしようがありません」

3.相手に無関心

喧嘩するカップルは心配ない。逆に意見の対立や衝突がまったくない場合は要注意だ。「常にフラットな状態でいて感情を抑え込むという点で、愛情とは真逆の状態です」と心理療法士スカーレット・カプランは述べている。すぐ相手に譲歩する、相手の言うことになんでも従う、相手が怒り始めると黙ってしまうという態度は、「相手に無関心な表れです。相手や関係そのものに関心を失っているのです」とスカーレット。

4.相手を見下す

相手をバカにして皮肉や当てこすりを言い、屈辱的なあだ名で呼ぶなど、見下した態度を取られると、恨みや怒りが溜まっていく。これはふたりの関係に壊滅的な影響を及ぼす可能性がある。「自分のほうが偉い存在と考え、相手を下に見ているからそのような態度になるのです。自分は無価値でつまらない存在だと相手に思い込ませる確実な方法です」と心理学者マーク・トラヴァースは問題点を指摘した。

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5.共有できるものがなにもない

共通の趣味や価値観、ユーモアセンスなど、ふたりを結びつけていたものがいつの間にか失われていることにある日気づく。気づくのが遅すぎる場合もある。「子どもが巣立った後、夫婦ふたりの生活に戻るケースが典型です」と、結婚カウンセラーのミュリエル・バルドゥーは語る。「相手に愛情も親しみも感じず、絆が失われていることに気づくのです」。ふたりの絆を維持するためには会話や共有が必要だ。「お互いに共感できる領域が少ければ少ないほど、相手を遠く感じることを防止する手段も乏しくなります」と心理学者マリー=エステル・デュポンは言う。

6.相手を信頼できない

信頼は関係が長続きするための基本的な柱のひとつ。それには自己への信頼と、相手への信頼がある。不倫関係などをきっかけに信頼が失われると、恨みや復讐心から深刻な緊張関係に陥ると心理学者のマリー=エステル・デュポンは述べている。セラピストの助けを借りるなどして信頼関係を修復しなければ別れる可能性は高い。

7.静かな退職(Quiet Quitting)

要は必要最小限のことしかしない態度のことだ。関係を修復するために何もしないことを意味する。米国の心理学者テレサ・E・ディドナートは、もともと企業で使われていたこの概念をカップル関係に当てはめ、2022年9月に「サイコロジー・トゥデイ」の記事で紹介した。パートナーの片方が物理的にも精神的にも徐々に家庭から遠ざかっていく。臨床心理学者カミーユ・ロシェは次のようにその状態を表現している。「仕事から帰る時間が遅くなり、優先順位が仕事や趣味へと移っていきます。一緒に出かけようと言わなくなり、相手から何か提案されてもなるべく関わらないようにします」とのこと。どうしてそのような態度を取るのだろうか。それは相手にもう別れるしかないことを直接言いたくなくて、少しずつ相手に悟らせようとしているからだ。

8.一緒にいるのも嫌

カップル仲がぎくしゃくしてくると最悪の場合、悪夢のような日常になると臨床心理学者のカミーユ・ロシェは言う。「会話はピリピリし、棘のあるやり取りばかり。相手が嫌でたまらなくなり、やることなすこと気に入らない。こうなると深刻で、存在そのものがうっとうしいということになるのです」。この場合、関係修復よりもまずは取り返しのつかない状況を避けることが重要となる。カミーユは一度距離を置いて「冷静になるまで時間を置く」ことと、そして夫婦でカウンセリングを受けることで状況が改善するか見極めることを勧めている。

9.互いに欲情しなくなる

「悪循環です。配偶者との性行為によって、愛着ホルモンであるオキシトシンが分泌されるのですから」と、心理学者マリー=エステル・デュポンは言う。「こうした絆がなければ困難を共に乗り越えようとする力も弱まり、夫婦間の緊張が高まります。性的関係がなくなって愛情表現をしなくなったパートナーの間には、必然的に距離が生まれてしまうのです」。手をつなぐ、キスをする、ハグする行為さえも苦痛に感じられるようであれば、かなり問題だ。

From madameFIGARO.fr

text: Camille Lamblaut, Lena Couffin, Ségolène Forgar, Tiphaine Honnet (madame.lefigaro.fr)

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