楽園、タヒチの島々で過ごす休日 タヒチ島、地元愛にあふれる人の活気に刺激を受けて街を散策。

Tahiti

［ タヒチ島 ］

首都パペーテがあるタヒチ島は、タヒチ・ヌイ（＝大きい）とタヒチ・イティ（＝小さい）のふたつの島からなり、フレンチポリネシア最大。

モーレア島からタヒチ島行きのフェリーは先頭に乗って。2,000m級の山もある大きな島が迫り、都会の様子が見えてくる。

標高の高い山々や黒砂のビーチなど、さまざまな自然の風景が広がっているのだが、ここではタヒチの「いま」を探して街を巡りたい。輸入に頼ることが多い島の生活で、地元で採れるもの、作るものを大切にしたいと考える人たちが増え、食材や料理に、コスメやファッションに生かされ始めた。フランスのエッセンスがそれをさらに後押しし、新たなムーブメントに。昔から続くマルシェも、日曜日に早起きして行くと、各地から集まる新鮮な食材目当ての地元の人たちでごった返している。そんな彼らの自慢を、食べて買って、帰りたい。

ティアレはクチナシの一種。幸せの8枚の花弁を探して

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Marché Municipal
マルシェ・ムニシパル

お土産探しも食料も、何でも揃う市場でお買い物。

1階に生鮮食品とファストフード、雑貨や衣料品のブース、2階は民芸品の店舗が入る大きな公営市場。日曜の朝だけ、地方や各島からやってくる常設にはない食品がずらり。地元の人たちに負けじと新鮮な果物や作りたての総菜、菓子などを買ったら、さあ、朝ごはん。

日曜朝のマルシェは食品のみ。施設の外まで青果や総菜を売る店が広がり、地元の人たちの買い出しで大賑わい。

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魚介類の種類も量も平日より豊富。

焼き豚の量り売りも日曜だけのお楽しみ。フランスパンに挟んで朝食に。

通常は生鮮食品のほか、黒真珠やカゴバッグなどの工芸品、ドレスなども並ぶ。

マルシェ近くの教会は、パペーテのシンボル。

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Ori Tahiti
タヒチアンダンス

フラダンスよりダイナミックな要素のあるタヒチアンダンスは、各島各ホテルでショーがあるので滞在中どこかで必ず観たい。インターコンチネンタル・タヒチ・リゾート&スパのレストラン・テ・ティアレでは、毎週日曜のブランチにマルケサスダンスのチームが披露している。

タヒチ島から1,500kmも離れたマルケサス諸島は、自然も文化も大きく異なる。ダンスはパワフルで、メイクや衣装もエキゾティック。

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Les 3 Brasseurs
レ・トロワ・ブラッスール

屋台に行く前後に飲みたい、味わい豊かな地ビール。

フランス・リールの駅前で始まった地ビールが、タヒチ島にも進出。店の一角で平日は毎日麦芽とホップを仕込み、自家製の酵母を使い発酵、出来上がるまで約2週間。島の水質が良いため、材料は同じでも格段においしいそう。2021年、2階に雰囲気の異なるバーもオープン。

テイスティング120ml×4グラス（左から、Blanche、Blonde、Ambrée、IPA）1,450CFP

店頭で麦芽を仕込んでいるので、香ばしさが漂う。

毎月替わる「Créations du Brasseurs」330ml900CFP

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Roulottes
ルロット

移動式屋台はタヒチ名物のひとつ。レストランより安く食事ができるとあって、地元の人もよく利用するという。ほかの島にもあるが、特に有名なのがタヒチ島ヴァイエテ広場のルロット。中華料理を中心に、魚料理、クレープなど6台ほどが並ぶ。アルコール禁止なので注意。

クレープは食後に。

中華系移民も多いので中華料理もトライを。焼きそば1,400CFPなど、安価。

夕日が落ちると混み始める。

[パペーテ中心地]

Access
東京・成田国際空港からタヒチ・ファアア国際空港まで、10月31日にエア タヒチ ヌイの直行便が再開されると約11時間。それまでは、ロサンゼルス経由で約21時間。ほかの島々への移動は、国内線に乗り継ぐ。

 

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＊「フィガロジャポン」2023年7月号より抜粋

●1CFP（フレンチパシフィックフラン）＝約1.3円（2023年5月現在）
●日本から電話をかける場合、タヒチの国番号689の後に掲載表記どおりダイヤル。現地では掲載表記どおりにダイヤルしてください。
●掲載店の営業時間、定休日、商品、料理、サービスの価格などは、取材時から変更になる可能性もあります。ご了承ください。