大人の旅先、山口県・長門湯本でエディターが選んだお土産は?
Travel 2024.10.28
海と山に囲まれ、さまざまな自然の表情を楽しめる山口県。先日、こちらとこちらの記事の取材で訪れた長門湯本は、県の北西(日本海側)に位置する温泉と焼きものの街です。立ち寄り湯「恩湯」を中心に、地元の「深川萩」と呼ばれる萩焼の窯元の作品に触れることができたり、地元のおいしいものを堪能できたり......大人の週末旅にもぴったり。
山口県育ちの私ですが、地元が県内の真反対(瀬戸内海側)で、長門湯本を訪れたのは実はこの取材の時が初めて。同じ山口県でも日本海に面した地域はまた印象が違って新鮮です。長門湯本に滞在するなら、1日はこの温泉街でのんびり過ごし、もう1日はドライブしながら日本海沿岸の自然あふれるスポット巡りをするのも楽しい。実際に、インバウンドにも有名な観光地から知られざる穴場まで、地元の方のおすすめを聞いて巡ってみました。もちろん、旅のお土産探しも忘れずに!
連なる鳥居と、日本海の風景が壮観!
長門湯本温泉から車で走ること30分。岸壁から小高い社に向かって、123基の赤い鳥居が連なる風景が壮観! CNNが発表した「日本の最も美しい場所31選」に選ばれて以来、一躍有名になった元乃隅神社は、写真で目にしたことがある方も多いのでは?
商売繁盛、大漁、海上安全をはじめ、良縁、子宝、開運厄除、交通安全、学業成就など多岐にわたるご利益のある神社。すべての鳥居をくぐって境内の大鳥居にたどり着くと、その貫の中心部、地上6mの位置に賽銭箱が! 参拝客はお賽銭を高く投げ、中に入れば願いが叶うと言われているそう。
荒波が打ち付ける日本海。冬になるとさらに季節風が吹き、ひときわワイルドな波が立ちます。そして神社から目と鼻の先の岩に強い波が打ち寄せられると、地形条件が重なって岩礁の孔から海水が噴き上がるそう。「龍宮の潮吹」と呼ばれる現象で、時には30m以上もの高さになり、さながら龍神様のようなのだとか!
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地域を見守るふたつの巨岩と、リゾート気分の絶景ビーチ
海と岩の織りなすパワーにすっかり魅せられ、元乃隅神社から車で10分弱の立石漁港へ。こちらでは港にそびえ立つ高さ41mと20mのふたつの岩がお出迎え。岩の頂上には観音菩薩像が祀られていて、この岩自体が「立石観音」と呼ばれ、地元漁民の守り神とされています。
荒々しい海だけではなく、絶景の美しいビーチにも出合えます。立石漁港から車で10分あまり、青く透き通る大浜海水浴場は、どこのリゾート!?とうっとりするような景観。夏は海水浴に訪れる人々で賑わい、波の高いシーズンオフはサーファーたちが集う場に。キャンプ場も併設されていて、アウトドア派には見逃せないスポット。
ひとつひとつは素朴な風景だけど、自然のエネルギーを浴びてとてもリフレッシュできます。30代半ばを過ぎた頃から帰省するたび思うのは、山口県にはある程度成熟した人にしか見えてこない良さがたくさんあるということ! ありのままの自然に趣を感じられたら、おいでませ山口へ。素材の持ち味だけで勝負できる食材にも恵まれています。大人だからわかるこの魅力を体験しに、ぜひ訪れてみてほしいです。
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道の駅&長門湯本でエディターが選んだお土産は?
旅の締めくくりは、道の駅「センザキッチン」で長門湯本らしいお土産探し。広い店内には地元の名物お菓子や調味料などのほか、地産の農産物、海産物、肉など生鮮食品も揃い、あれもこれも欲しくなってしまいます。
今回の長門湯本への旅で、私が実際に購入したお土産を紹介。ぜひご参考に!
フィガロJP副編集長。ビューティ担当で香りにうるさく、健康情報の収集に余念がない。趣味は銭湯とサッカー観戦。今年の目標は、ヨガとヤムナボールを習慣的に継続すること。
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