1泊6000ドル超、フィジーの極上リゾート、コモ ラウカラ アイランドへ。
Travel 2024.12.25
遅い夏休みにさや姉が招かれたのは、333あるフィジーの島々の中で多分最もハイエンドなリゾート、コモ ラウカラ アイランド。国際線が到着するビチレブ島のナンディから専用機に乗り換え約50分。某飲料メーカーの創始者が所有するプライベートアイランドには、わずか25棟のレジデンスに対し従業員が約300人、オールインクルーシブで1泊6,100ドル~! セレブが一島まるごと貸切にしたり、プライベートジェットで飛んできたりすることでも知られる。一体どんなリゾートなの!?
この島独り占め? と思うくらい、とにかく静かでプライベートが守られている。緑に囲まれた丘の上のプラトー レジデンスや水上や半島のレジデンスはさらに離れた場所にあるので、セレブが安心して滞在するのも納得。
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アクティビティもオールインクルーシブ。
滞在中は、ダイビングやシュノーケリングなど海のアクティビティはもちろん、デヴィッド・マクレイ・キッド設計の18ホールのコースでゴルフ(何回でも無料!)、テニス、乗馬、ハイキングなど、さまざまな体験ができる。旅立つ前にやりたいことをリストアップして、特に「珊瑚と熱帯魚が見たい」「海辺と緑の中で馬に乗りたい」をメインにリクエスト。
コモといえば、世界的にスパでも有名。ここでは滞在中に1回、コモ シャンパラ マッサージ60分が含まれている。フィジアンのセラピストの大きな手のひらに包まれるマッサージは至福。この島ならではのメニューには、搾りたてのココナッツミルクバス(24時間前までに要予約)や、パパイヤの実や種をすりつぶして身体に塗りバナナの葉で包む工程が含まれるシグニチャートリートメントも。
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ファームトゥテーブルを体感。
最も印象深いのは、総料理長ダニエル・ボラーが案内してくれたファームツアー。島の南側にあり、菜園、果樹園はもちろん、ニワトリ、アヒル、羊、山羊、豚たちがたくさん、のびのびと飼われている。
タヒチバニラやカカオを栽培し始めていて、これから牛も飼育しようと考えているとか。これぞまさにファームトゥテーブル。食事ひとつひとつ、心からありがたくいただく気持ちになります。
ダイニング&バーは5カ所。もともとココナッツのプランテーションの島だったので、当時のプランテーションハウスがレストランに。ディナーはファインダイニング。島の西側にあるロックラウンジでは、夕暮れを見ながらアペロを。さらに西にあるシーグラスラウンジ&レストランは、アジアンフードが自慢。バーベキューもできるビーチバーは、ランチも最高。
食事の内容もリクエストにこたえてくれるので、ロコフード「ココンダ」と、カレー(フィジーの人口約4割がインド人だそう)、朝釣りでとれたマグロをお刺身にしてほしい、とオーダー。
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島で過ごして感じた、本物の贅沢って?
毎日カートを運転して、ランチやディナー、スパやプール、船着き場、ゴルフ場へと緑の中を駆けるのが爽快で。雨が降る時もあったのだけど、雨に濡れる緑の匂いもまた心地良く。体力があったら山の上まで歩いてみたかったな、と思うほど。
ゴージャスな部屋にバトラーが付いて、高級食材の料理、わがままが言えるリゾートはたくさんあるけれど、ここはひっそりと島に溶け込むレジデンス、携帯のメッセージも使いながら軽やかにコミュニケーションするフレンドリーなスタッフ、農園で動植物を飼育・栽培して料理をし、その道のプロが癒やし、アクティビティを安全に楽しませる。なんて豊かなんだろう。滞在費は、施設や受けるサービスだけでなく、たくさんの従業員と動植物と、島の環境を良い状態にするためのお支払い。この滞在で、自分が何をしたいのか?というシンプルな問いと、本物の贅沢とは?という大きな問いを繰り返していました。
COMO Laucala Island
Cakaudrove, Vanua Levu, Fiji Island
(679)-888-0077
全25室 全室バスタブ付き
ワンベッドルームレジデンス6,100ドル~(最低4泊~) 3食付き
※アクティビティ、スパ1回60分、ドリンク含む
https://www.comohotels.com/jp/fiji/como-laucala-island
●ナンディ国際空港からプライベートジェット(大人片道825ドル~)で約50分
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補足:フィジーの玄関口、ナンディ。
時差は3時間、1フィジードル=約66円(2024年12月)。共通語は英語。成田からフィジーエアウェイズの直行便が週2便飛んでいて、行きは約8時間半、帰り9時間ちょっと。ナンディ国際空港に到着するのは朝4:30なので、離島にも早朝の便で接続できるし、南部のコーラルコーストや、デナラウ港から近くの島に行くこともでき、到着日が有効に使える。
フィガロジャポン編集部 シニア・ビューティ&ライフスタイル・エディター
1998年よりフィガロ編集部。国内外の化粧品や香水が身近にある環境で育ち、小学生で口紅、香水、巻き髪デビュー。すくすくとコスメオタクに育ち、美容編集者となる。スキンケアはシンプル(時々美容医療)、メイクはトレンド少々、ボディは触り心地、ヘアはボリューム、が私的美容テーマ。
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