ザ・リッツ・カールトン沖縄で、過去最高の沖縄ステイを叶えた話。②
Travel 2025.08.08
夏は毎年、沖縄に滞在する我が家。本島だったり離島だったり色々な場所を巡っています。目的に近い場所から逆引きして色々な宿に泊まっているのですが、今年の夏休み宿泊したザ・リッツ・カールトン沖縄が最高だったので、今回はその話を。1日目の滞在日記はこちら。
ビーチや大自然の中でのピクニックを楽しめるサービス。
滞在2日目。この日は朝早くからホテル近くの喜瀬ビーチにてヤドカリを捕まえる羽目になり、ランチタイムぐらいはゆっくり過ごさせてくれ......、とホテルへ避難。お部屋でゆっくり過ごすべく、リッツニックのサービスをオーダーしました。リッツニックとは、専用バスケットに収めたお食事とブランケットマットのセットで、お部屋はもちろんホテル近隣へお持ちいただくことも可能とのこと。ビーチや公園、館内外の好きな場所でピクニックを楽しめるというサービスです。「ビーチでお召し上がりになりますか?」と子ども達がまたもや大興奮しそうなご提案を頂いたのですが、ひとまずそのプランは遠慮させて頂き、せっかくなので優雅にテラスで頂くことにしました。
グラスまでセットになったピクニックバスケットとチェックのブランケットマットに、思わず胸キュン。
バスケットの中身をとりあえず全部出してみました。お重の箱と、ジュース、グラス、カトラリーセット。ペーパーナプキンやおしぼりもきちんとセットされています。
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リッツ・カールトンのおもてなし力を身をもって体験。
この日、リッツ・カールトンのおもてなし力を実感した出来事がありました。朝、ビーチでヤドカリを捕獲してきた子ども達が、「ヤドカリのお家が欲しいの」と何故かレストランのサービススタッフの方に突如として無理目なお願いをしたのです。突然、ヤドカリのお家という無理難題をふっかけられたスタッフの方ですが、「では、レストランで用意しているテイクアウト用の紙の箱にお家を作りましょう」と笑顔で答えてくれました。なんと紙の箱の中に、ヤドカリ用に珊瑚砂やお花まで用意してくださり、子ども達に渡してくれたのです。まさに、リッツ・カールトンが大切にするサービスを超える瞬間を実感したエピソードでした。
森の中のスパで体験する、極上の癒し。
今回の滞在で私が何よりも楽しみにしていたスパのトリートメント。ホテルの宿泊棟を一旦離れ、亜熱帯の植物が生い茂る庭園を抜けた先に、別棟「ザ・リッツ・カールトン スパ 沖縄」があります。宿泊棟とは別の建物なので、より一層特別感が味わえます。スパ棟(ヒートエクスペリエンスやトリートメントルーム)は大人だけが入ることを許された特別な空間です。(この時点で、屋外プールで泳ぎまくる子ども達と夫のことはしばし頭から消し去ることに成功!)
案内されたのは、プライベートバス付きのスイートルーム。ガラス張りの大きな窓に面した浴槽に浸かり、森林浴のような気分でゆったりとお風呂で体を温めます。心と身体を満たす静けさという贅沢。これぞ私が求めていた休日です。
イギリス発のラグジュアリースパブランド「ESPA」をベースに、沖縄の自然由来のプロダクトをブレンドしたアロマオイルと、温めたタイガークラムの貝殻をカッサとして使用するトリートメントにより、身体の強張りをじっくりと解して頂きました。スパ施設内には、バイタリティプール、リラクゼーションカバナ、ヒートエクスペリエンスには、広い浴槽、檜のドライサウナや風化珊瑚タイル岩盤浴ルームが備えられており、ゆっくりとリラックスで過ごすことができます。できれば1日中ここで過ごしたいと後ろ髪を引かれながらも、気持ちを奮い立たせてプールに戻りました。
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沖縄食材を使ったイタリアンに舌鼓!
滞在2日目のディナーは、沖縄の食材を使ったイタリアンレストラン「ちゅらぬうじ」へ。シックな内装のモダンなイタリアンレストランですが、6歳以下の子ども連れなら、個室を利用すれば、ファインダイニングのイタリアンも楽しめます。ホテルスタッフの皆さんのホスピタリティとあたたかなお心遣いに、滞在中に何度涙したことか......。
自家製のパンもおいしいんです。岩塩の効いたフォカッチャは子供達が気に入り、何度もおかわりをしていました。
私はメインにお魚をチョイス。
デザートのティラミスは濃厚ですが甘すぎず、ペロリと頂けました。
沖縄食材とイタリアンの組み合わせという、まさにここでしか体験できない味! コースは全4皿。沖縄産ブラータチーズ いちじくのサラダからスタートし、フジッローニ パスティフィーチョ・マンチーニ 雲丹 そら豆でパスタを楽しんだ後、メインはブリ グリンピース 島ラッキョウもしくは、鴨胸肉 アーモンドクリーム キャラメリゼしたルバーブ クランベリーデミグラスのどちらかを選びます。お楽しみのデザートは、ティラミス ココアパウダー マスカルポーネ。沖縄の食材を活かした沖縄の夏の味覚を心ゆくまで堪能しました。
更に嬉しいことに12歳以下の子どものためのコースメニューもあるのです。モッツァレラチーズとバジリコのカプレーゼ、ベーコンとトマトのアマトリチャーナ、沖縄県産牛 ポークを使用したハンバーグステーキ、季節のフルーツとバニラアイスのデザートという、大人顔負けのディナーを楽しみました。
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キッズナイトサファリで頂いたアメニティをお土産に。
これにて我が家の夏休み、ザ・リッツ・カールトン沖縄の滞在日記は終了です。施設の新しさなどのハード面の魅力もありますが、何よりサービスと温かなおもてなしに心打たれた滞在でした。毎年沖縄に遊びに来ているのですが、娘もザ・リッツ・カールトン沖縄での滞在が過去イチ気に入ったようで、「大人になったら、このホテルで働くことに決めた。そうしたらずっとここにいられるんでしょう?」と将来の夢が決まったようです。また来年の夏もここに帰って来れるように頑張って働こうと、親である私は固く心に誓ったのでした。

フィガロジャポン副編集長。ファッション担当。愛車(自転車)で爆走する姿を、都内のあらゆる場所で目撃される日々。この夏は、素手でヤモリとカブトムシとコクワガタをむんずと捕まえられるようになった。真夜中に一人で湯船に浸かりながら、こっそりと読書をする時間が何よりのご褒美。今一番欲しいものは、好きな服が似合う身体。好きな野菜は豆と茄子、菌類はキノコ、細胞はマクロファージとキラーT細胞。
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