シャネルが協賛、グラン・パレが生まれ変わる。

Paris 2018.03.12

パリを象徴する歴史的建造物のひとつであるグラン・パレ。
1900年に開催されたパリ万博のために建てられたグラン・パレは、2020年より大規模な改装工事に入る。この改装に、シャネルが2,500万ユーロ協賛することが発表された。

グラン・パレで開催された、シャネルの多彩なコレクションショーのダイジェスト。

メゾンの創業者であるガブリエル・シャネルがそうだったように、つねに文化的、芸術的なサポートをあらゆる形で行ってきたシャネル。2005年から、シャネルは多くのコレクションショーをグラン・パレで開催してきた。

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2010/11年秋冬オートクチュール コレクションでは、シャネルのシンボルのひとつであるライオンの彫刻がグラン・パレに。

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“ラグジュアリーなエコロジー”をテーマに掲げた、2016年春夏オートクチュール コレクションより。シンプルな木造の家と芝生のガーデンを舞台にショーが行われた。

シャネルのジャケットやライオンの彫刻から、滝、エッフェル塔、ギリシャの円形競技場、エアポートターミナル、パリのブラッスリー、そしてロケットの発射台まで。そして2018年3月6日に開催されたシャネルの2018/19年秋冬プレタポルテ コレクションでは、グラン・パレには落葉した木立ちが連なる美しい森が再現された。クラシシズムとモダニティが融合したグラン・パレは、カール・ラガーフェルドにとってインスピレーションの源であり続けているといえる。

今回の改装では、オリジナルのデザインは残しながら、通路や装飾品、照明などを修復予定。ファッションをはじめ、芸術やスポーツ、ライフスタイルなどのパリの主要なイベント会場へとより強化していくという。

改装は2020年12月に開始し、2023年に仮オープン、2024年完成予定。新たな時代に向けて、パリのシンボルがどのように生まれ変わるのか、楽しみに待ちたい。

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2017/18年秋冬オートクチュール コレクションでは、パリへのオマージュとしてエッフェル塔が出現。

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ショーの最後に巨大なロケットが打ち上げられ、歓声に包まれた2017/18年秋冬プレタポルテ コレクション

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2018年春夏オートクチュール コレクションでは、グラン・パレに美しい花々が咲き乱れるフランス式庭園が設えられた。

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先日発表されたばかりの2018/19年秋冬プレタポルテ コレクションでは、グラン・パレが落葉した木立の連なる森に。季節と場所を超えてタイムスリップしたかのような景色の中、最新コレクションが披露された。

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