知る人ぞ知る、アールデコの豪華絢爛なシアターで唯一無二の劇場体験を。【シネマティックなパリ vol.3】

Paris 2025.07.03

ご存じのとおり、パリはシネマティックな街である。公的支援を受けた美術館、老舗の製作会社が投資した最新技術を整えた館、映画人が経営する名画座まで、パリだからこそ味わえる映画のときめきと出会いに!


Le Louxor
ル・ルクソール〈10区|バルベス〉

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ル・ルクソールはエキゾティックなアールデコ様式の建築。至近距離のサクレクール寺院とセットで訪れたい。近くに電車が走っているのも、趣ある風景。 Architectures Studio / photo: Luc Boegly Äb0

1920年代の歴史的装飾に包まれて、唯一無二の劇場体験。

1921年に建てられたネオエジプト風アールデコ様式の建物が老朽化で長らく閉鎖されていたのを、80年代にパリ市が買い取り2013年に再オープン。建築家のフィリップ・ピュマンはオリジナルの装飾をできる限り忠実に再現、アールデコ調の中に美しいモザイク模様が混ざったひときわユニークな外観が出来上がった。内装も豪華。3つの中で最も大きいシアターは映画館というよりオペラ劇場のようで、館内を見学するだけでも価値がある。上階のカフェのテラスからは近所にあるサクレクール寺院が見える。実は知る人ぞ知る観光スポット。

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天井のステンドグラスも美しいシアター内。

Le Louxor
ル・ルクソール〈10区|バルベス〉
170, boulevard de Magenta 75010 ★GoogleMap
01-44-63-96-96
Ⓜ︎BARBÈS-ROCHECHOUART
不定休
料)一般11.50ユーロ
https://www.cinemalouxor.fr/
案内人:佐藤久理子
雑誌編集者を経て渡仏。数々のヨーロッパの映画祭に足繫く訪れ、記事を執筆するほか、ゴールデングローブ賞の投票権を持つ映画評論家。パリ在住30年で、フィガロジャポンにおいてカルチャー関連の記事執筆も多数。 @kurikosato

*「フィガロジャポン」2025年5月号より抜粋

●1ユーロ=約164円(2025年6月現在)
●日本から電話をかける場合、フランスの国番号33の後、市外局番の最初の0を取ります。フランス国内では掲載表記どおりかけてください。
●各紹介アドレスのデータ部分のⓂは地下鉄の駅を示しています。
●掲載店の営業時間、定休日、商品・料理・サービスの価格、掲載施設の開館時間やイベントの開催時期などは、取材時から変更になる可能性もあります。ご了承ください。

editing: Kuriko Sato

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