ガルニエ宮150周年。デビアレから限定150台のオペラ座色のポータブルスピーカー。
Paris 2025.07.21
オペラ・ガルニエの中に2017年からブティックを構えるDevialet(デビアレ)。現在外観工事中なので、見つけにくいのだけれど広場に面した建物の左手に専用入口がある。オペラ座のオフィシャル・ブティックと反対側にあるというと、わかりやすいだろうか。ゆったりとしたスペースで存分に商品の音響効果やデザインの美しさを確認できる、素晴らしいスペースだ。オペラ・ガルニエ内にブティックを開いた唯一のブランドであるデビアレは、このパートナーシップを記念してワイヤレス・スピーカー「ファントム」の特別バージョンを2017年にクリエイトしている。その特徴は、パリ・オペラ座のロゴが入ったゴールドのサイドパネルだ。ガルニエ宮の装飾でおなじみのゴールドにインスパイアされたもので、パネルの金箔仕上げは劇場の金箔修復を手がけるアトリエであるGohard(ゴアール)の職人の手による。またオペラ座がらみの品としては、24カラットのゴールドメッキのボックスに入ったワイヤレスイヤホンのGemni II Opera de Parisも販売されている。このビジュアルイメージに起用されたのは、7月下旬の『play』のパリ・オペラ座ツアーで来日するスジェのキャロリーヌ・オスモンだ。
臨場感あふれるサウンド体験ができるデビアレのワイヤレススピーカー。ガルニエ宮内のブティックには、記念バージョン"ファントム"がまるでステージ上のオーケストラのように複数台並べられている。それぞれが1種の楽器を受け持ち、まるでコンサート会場にいるかのように音楽を楽しめる催しが時折開催される。
さて2025年はガルニエ宮創設150周年を祝う年である。デビアレは2022年に発表したポータブルスピーカーDevialet Mania(ドゥヴィアレ・マニア)の記念バージョンを150点限定で販売する。一般販売は9月17日からで、そのプレ・オーダーが7月8日からデビアレのブティックとホームページで始まった。デビアレの卓越した音響技術とガルニエ級の高いプレスティージュの遺産のふたつが込めらたこのスピーカー。劇場内の緞帳、椅子の色にインスパイアされた赤紫で装われている。ショルダーベルトのついた丸いコクーン型のケースとセット販売されるのだが、このケースのファスナーとポンポンに見られるのはオペラ座内の装飾を象徴するもうひとつの色であるゴールド。オペラ座の持つ美的コードにオマージュを捧げるエレガントなデザインなのだ。ウーハー中央にはパリ・オペラ座のロゴが施され、その下には「001 of 150」とナンバーが入れられている。
ガルニエ宮150周年記念のデビアレ・マニア。ウーハーの周囲のゴールド面に"150年記念限定版"とレーザー刻印が施されている。
コクーンケースとチャージステーションがセットされて1800ユーロ。
この広告ビジュアルは、デビアレ・マニアのアニバーサリーバージョンを持つダンサーの後ろ姿。モデルを務めているのはパリ・オペラ座の女性最年少エトワールである、美しきブルーエン・バティストーニだ。デビアレのインスタグラムではそのビジュアルはもちろん、オペラ座でのイベントなどの写真も見ることができるので一度チェックしてみて!
エトワールのブルーエン・バティストーニをモデルにガルニエ宮で広告ビジュアルが撮影された。
Opéra Garnier
Place de l'Opéra
75009 Paris
営)10:30~13:00、14:00~18:00
休)日、月
https://www.operadeparis.fr/en
@devialet
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editing: Mariko Omura